ルールとゲーム、物語と表現
異世界転生モノも悪役令嬢モノも、いちいち目新しいルールを設定してきて、そのルールの俎上で、ゲームを遊ばせてもらっているような気持ちにはなってくる。なんだかんだ、そういうところが好きなんだろう、って気もする。楽しんでいる。ミステリもサイエンスフィクションも似たようなものかなと思うところはある。デスゲームもタイムリープもだいたい同じ感じだろう。アナログゲームやデジタルゲームで、ルールを理解していきながら、からだに馴染ませながら、工夫していくおもしろさに似てはいるんだよなー、とは思った。
ルール的・ゲーム的なおもしろさを、物語や表現が持つおもしろさと、どんなふうに噛み合わせればよいのか――どういうふうに混ざり化学反応してくれるものだと思ってしまってよいのか、よくわからないところもあるのだけど、しかし、一見、相性がよいとも思えないその二つが並立している光景を見るのは、けっこう楽しい。