世界は称賛に値する

日記を書きます

2024年12月28日(土)警戒すべき枠組みの中の真っ当な玉

ビジネス書を褒める

焚きつけるだけの言葉でただ熱量を空回りさせてくるビジネス書も、経験上、少なくない。ほかのジャンルの書物と比べたら、そういった割合が多いという面はあると思う。とはいえ、テクニック、セオリー、メソッド、ナレッジ、スキーマ、と呼ばれるような物事を、適度に指南していくことを目指した、学術書や解説書めいたビジネス書もまた、たくさんある。(前者ような気持ち上のものを、無駄なもの、はずれの本、とするなら)はずればかりでもない。

ビジネス書って、「甘い言葉や都合のよい解釈ばかりを並べてみせるタイプの自己啓発」との相性が悪くないから(ツラい事象も多いため、元気づけてくれるだけで、ありがたいとか、あるんだと思う)、そのせいで、「このビジネス書がよかったよ~」っていう発言が、自己啓発的なことばを耳にして舞い上がっているだけなんじゃないの?といったほうに、目が引き寄せられ、ヘンなふうに受けとめられてしまう問題があるな、とも感じる。固定観念の目にさらされやすい。冷静な褒め言葉であっても、情動的なものなんじゃないかと、疑われやすい。

みたいなことを思うことがあって、ビジネス書って褒めるのちょっと難しいな~、って考える場面も多かったのだけど、少し前に、「手法や手続きをしっかり伝えようとしている、学問や分析を土台にした、真面目に作られたビジネス関連書のリスト」に対しても、「自己啓発ばっかりじゃん」「読む価値なし」、と(理由の開示もなく)断じられている場面があって、ここ、あんまり気にしてもしょうがないのかな、と思わせられることがあった。誠実なやつと軽薄なやつが区別なく大枠でくくられて一緒くたにされちゃってるなら最初から気にしなくていよいくらいかも、って思った。

玉もあるんすよ

玉石混淆だといえるような状況の中、ヘンに「石」が目立ってしまっているため、「意外と"玉"もあるんすよ」と言ってまわりながら、よい出逢いを大切にし、ときには人に伝えられたら、うれしい、なんてふうに考えてはいたのだけど、たとえ真っ当に「玉」を並べてみせたところで、遠巻きに「石ばっかりじゃん、くだらん」と言われるのであれば、こまかい注意書きなんて、そもそも書いておいたところで意味なんかないのかもしれないな、と思ったのだった。そんな注意書きなんてなくても、経験者なら、理解し是正してくれているような、単なる荒っぽい誤解な気もするし。