いまやっていない側
たとえば抽象的なことを書いていると、具体的なことも書かなきゃな~、って安易に思い始める。その逆も同様だ。いま選んでいない側のスタンスには、すぐにあこがれる。「一極に偏らないようにする」「視野を広く持つ」「柔軟性をうしなわない」「歩みを止めない」とかいえば聞こえはよいが、ただの"ないものねだり"な気もする。飽きっぽくて移り気なだけなんじゃなかろうか。
いま手を伸ばしていないどこかしらに、「ほんとうにやるべきこと」があって、だから、それを見つけることができれば、ぼくにも正解が出せるんだ、と思いこんでいるだけなフシはある。すぐに「こういうふうにやったほうがよいんだろうか」って悩むけど、そういうことじゃないんじゃないの?とも思わなくはない。