手をこまねく
ほぼほぼ確実に名作・傑作なんだろうな~、と想像しつつも、なんとなく縁がないままにしていた作品がある。または、いったん軽くなぞってはみたものの、手応えが悪くて、逆に、手触りが素晴らしすぎて、手をこまねいている作品もある(おもしろそう!と驚きすぎて、もったいなくて後回し、を、よくやる)。最近になって、ようやくアニメ2期まで観た『無職転生』も、昔、少しだけ読んで、なんか合わないかもしれん、と思ってしまった作品ではあった。列のうしろにまた並びなおしてもらった作品だった。が、結論、勘違いだった。アニメ2期まで見終えてみればそう思える。初見に印象なんて当てにならん、と痛感してはいる。
カウボーイビバップ
アニメ『カウボーイビバップ』を見始めた。かつてテレビ放映版(ダイジェスト)を見たことがあっただけで、全話きちんと観るには至っていなかった。気になりつつも、放置していた。第5話でハマるひとが多いよ、という感想があるようだ。たしかにそんな勢いが5話にはあった。
ハチワンダイバー
まんが『ハチワンダイバー』を読み始めた。2巻~6巻を読んだ。いずれしっかり読んでみようと思っていた作品だ。ヤングジャンプ電子書籍セールに乗ってみた。熱量の高い物語はいつだって読みたい。熱気のこもった将棋まんがだと思う。が、命や人生の話だなとも思わされるし、女性(恋)の話だなとも感じる。それがぜんぶ同一直線上に並べられている。配合の割合が異質なのも楽しい。
手札が多めのビクトリア
小説『手札が多めのビクトリア』1巻を読み終えた。脱走工作員となった女性が、ある女の子と出会うところから始まり、日常のなかで、素敵な出会いをしていく物語だ。文章が読みやすすぎて驚いた。腕利きの文筆家の印象だった。無駄な言葉なく、そのうえで、エピソードのそぎ落としかたまで見事で、とにかく、きれいな形状だった。ここまでの文章力・構成力があると、ほかの作品も読んでみたくなる。もちろんこの作品の2巻以降も読む。こういった文章力のある方が、十数冊くらい続くシリーズ長編を書いていると嬉しいのだけど、そういったものはないようだった。
豚のレバーは加熱しろ
『豚のレバーは加熱しろ(5回目)』(小説)を読んでいる。4巻を読んだあと少し停滞させていた。再開したが、やっぱり楽しいな。異質な話なのは間違いない。豚が主人公だし、転生まわりの設定も珍しい気がする。世界の構造にも人物の造型にもずっと「裏」がありそうな予感を覚えさせてくれる手腕がある。厚みを見せてくる。さすがだ。このあともどんどん予想を裏切っていってほしい。