深夜雑談
深夜の友人らとのオンライン雑談会の日。『Dark and Darker』というPCゲームで、ほんのすこし遊んだ。3Dダンジョン探索、PvPvE形式、3人までのマルチプレイ、基本プレイ無料、といったところが特色のゲームになる。大枠で言うなら、ダンジョンの中に何チームかが放りこまれて、制限時間内に、魔物を倒し、宝を探し、奪い合い、脱出するゲーム、って言いかたになるかな。さくっと遊ぶのにちょうどよさそうなゲームだった。
すこしずつ人数が増えた。後半はシンプルに雑談。記憶力の低下に関する話題になった。記憶力は「ワクワクする」気持ちのもとで最も発揮される。「わかりきった」「つまらない」相手だと発動しづらい。記憶力は加齢によって落ちるばかりではなく、むしろ向上する面だってある、といった研究の話も聞いたことはある。このあたりを踏まえ、変にあきらめないほうがよいんじゃないか、っていう切り口の話が出た。「すでに知っているものだから」と、類型的なまなざしで見るのを、極力、避けて、好奇心が刺激されるよう、いろいろな角度から見ようとすることが大切、そうして、みずみずしい気持ちを維持することが重要なんだろう、といった判断についても話した。
無職転生
『無職転生』(アニメ版)を引き続き視聴中。いまは1期の18話まで観た。想定していた「変」さを、一歩二歩超えてくる、変テコな話だ。ぱっと見、下品で低俗っぽい場面や人格が描かれているようにも見えるが、それ以上に(あるいは、それによって表現されている)、生き死にとか倫理とかに関わる基準が変、というのが、いま見えている特徴かな。なんでもフラットに取り扱っているだけ、と言われたらそれも納得できる。ダメ人間も失敗も非道も理不尽も、こころの弱さも自暴自棄も、すれちがいも、この世にはおしなべて公平に存在する、と言われているような気にはなる。人間が「異世界転生」なんていう異質なものに手を出すならこれくらいわけわからんことは起きうるだろ、って言われている気にもなる。限界を攻めている感覚というか。どこまで攻めていくのかは気になる。続きも観ていきたい。とりあえず、「せっかくの異世界転生設定なんだから」「前世を引きずっていて」「前世にかかわる気持ちに引っ張られる」という要素を、ぼくは強く好んでいるのだな、とは自覚させられた。前世が放置プレイになる異世界転生もたくさんあるが、そうじゃないほうが、好きだ。哀しみと無念のもとで、異世界に転生した人間の、喪失のときのこころの折れやすさ、もとの世界に戻ることへの怖れ、新たな一歩を踏み出す勇気のなさ、なんかを、ここまで引きずらせながら描くんだ、と、とりあえず驚いてはいる。