世界は称賛に値する

日記を書きます

馴染み雪月花3/26日

見逃し見過ごし

そういえば近況として、日本政府が2023年3月13日より「新型コロナウイルス感染対策としてのマスクの着用を、個人の判断に委ねることとした」という出来事があった。いうほど違和感や新鮮味のある特殊なできごとだとは認識しておらず、日記に書き残しておこうという発想もあまり出なかったのだけど、時代の転換点、大事件、特異な事例、として捉えることもできるはず、って、なんとなく今になって思えてきた。その場その場では「まあ普通のことだろう」と感じてしまっており、わざわざ特筆しておく発想に至れなかった事柄であっても、のちのちになって、こんな変わり目があった、あそこのことをしっかり憶えておいてもよかった、って思えてきたりはする。一過性の流行に流されないようにするあまり、社会情勢まで軽んじてしまった結果、潮目を見逃す、というのはわりとやりがちなので、気をつけようと思った。

類似で、毎日自然に見ているもの、近隣の家、乗り換えの駅、見かける広告、知人、世間話、気候、ほんのりよいなあと思っているもの、あたりも「普通のもの」「自然なもの」と無意識に見做して、見過ごしがちだ。言語化しておこう記録しておこうって思いつけない。こういったものこそあとで読み返したときに楽しかったりはする。しっかり見つめておきたいなと思った。