口癖
発話の冒頭に「××じゃないけど」をつけるのが最近ちょっと口癖になっている。「”騙す”じゃないけど、よく思われたくてこういった言いかたをしちゃうことはあるよね~」「”ホワイトノイズ”じゃないですけど、完全な無音よりはほどよいノイズがあったほうが集中しやすいとか言いますし~」みたいな使いかただ。冒頭部で、いまから話そうとすることに関する近しい概念に軽く触れておくことで、ニュアンスを事前連絡するというか、時には少しバイアスを調整しようとするというか、そんな手法である。
明白に同じ職場のひとから移った。真似てしまっていることって昔から多い。感染しやすいほうである。口癖ってけっこう「便利で多用しやすい」ものとして用いられているから、たしかに使いやすいじゃん、と無意識に感じて、コピーしてしまうのだと思う。
昔は単語レベルでのコピーも多かったが、最近は減った。口癖が移った、と感じることが減ったのはそのせいもあるなと思った。流石に見慣れない単語は減ってきた。知らない単語、知らない言い回し、に遭遇して、おもしろい言葉だな~、と感じたときにコピーしちゃってたケースも多かった気がする。