世界は称賛に値する

日記を書きます

Kindleで買った

【1】さらば愛しき女よ(レイモンド・チャンドラー)

さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))

さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))

前科者大鹿マロイは、出所したその足で以前別れた女を捜し始めたが、またもや殺人を犯してしまった。たまたま居合せた私立探偵マーロウは、警察に調べられる。その後彼はある事件を依頼された……。全篇に流れるリリシズムとスリルと非情な眼は、既に探偵小説の域を超え独自の世界を創り上げている。

▼▼村上春樹訳じゃないほう。清水訳。途中で文章に冗長なところがあるんだけど、清水役はうまく切り詰めてて、村上訳は村上春樹的文章で活かしてる、って評価を聞いた。

【2】盤上の夜(宮内悠介)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

彼女は四肢を失い、囲碁盤を感覚器とするようになった──若き女流棋士の栄光をつづり、第1回創元SF短編賞で山田正紀賞を贈られた表題作にはじまる全6編。同じジャーナリストを語り手にして紡がれる、盤上遊戯、卓上遊技をめぐる数々の奇蹟の物語。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋……対局の果てに、人知を超えたものが現出する。2010年代を牽引する新しい波。

▼▼盤上遊戯を活かしたSF短篇小説で、好きに決まってるよなと思った。いやもう文庫待てないよーってほど楽しみになってて、電子書籍化安売りしてたら、まあ買う。

▼▼最近、倹約意識が妙に強いのと、妙にKindle PaperWhiteが好きなのと、Kindleでの週間安売りで意外と楽しそうなものが並んでるなー、っていうのが組み合わさって、極力安売りの時に買っちゃおう──書籍を購入する際の定番にしちゃおう──もうKindleの安売りで生きていくかな、とか思ってみたりしているので、今週の購入品と言える。学術系の書籍はぜんぜん揃ってないので、学術系のものが欲しくなったら紙購入かなと考える。