- 作者: スタン・リー,武井宏之
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/04
- メディア: コミック
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▼▼幸運と心のありかたを好きに操ってみせたところでシンプルに消費するだけの無能には勝てない、ってあたりが好きなところだ。最初から何も無いものには何も無い──操作対象すら無い、なんていう無効化構造ではなくて、けど縁遠くもなかっただろう。圧倒的強さの前には運も心も関係ない、のか?──っていうような問いは、次第に増えていきそうで、楽しみだ。▼▼平安入間話から総大将襲撃まで進んで、悪ゴルファー登場と神猿の記憶操作で次巻に続いた。知るための戦いだからこその記憶操作の重要さ、も好きだ。
「「知る」
実に素晴らしいことだ。
私もまた「善」と「悪」
そのどちらが強いのかを「知る」ために
童子を作ったのだからね」
「それだよ。
リクツはどこまでこねてもただの言葉だ。
人は
戦いという極限状態にあってはじめて
その本質に向き合える」
《80点》
[二回目の世界で、顔見せだけだったキャラクター達が動き始める][交差し始める][自分の愚かささえも「知る」][運命操作&心情操作──対──無能][ただ消費するだけの無能][機巧童子の異常能力群と、ダンスタンの無敵具合]