世界は称賛に値する

日記を書きます

ラクをしないと成果は出ない(日垣隆)を読み終えた

ラクをしないと成果は出ない (だいわ文庫)

ラクをしないと成果は出ない (だいわ文庫)

▼▼諸要素が羅列されて説明されている。概観はビジネス向きの顔をしているけど難しいところである。新鮮味は多かった。羅列型の書籍では珍しい。視点や切り口が珍しかったせいだろう。重要な要素はかなり広く見据えられている。ので、初手向きだけど、慣れて澱んだ空気を動かすにもよい新しさもあるので復習向きでもある。安定したまとめと若干の新たな切り口、というものを欲している時には非常におすすめできる。

 スポーツにたとえるとわかりやすいでしょう。十四歳で四回転ジャンプを跳んだとき、安藤美姫さんはその理論を説明できなかったはずです。つまり、それが才能というもの。
 その後、「なぜ安藤美姫は四回転ジャンプができるのか」が言語化されて、顎はどうするのか、手は、腰は、など、コーチがノウハウを教えるようになりました。その結果、いまや中学生でも三回転半ならできるという子が出現しています。
──P.196

《81点》