世界は称賛に値する

日記を書きます

ジュンク堂で買った

【1】会社の数字を科学する

会社の数字を科学する (PHPサイエンス・ワールド新書)

会社の数字を科学する (PHPサイエンス・ワールド新書)

 会社のカネの世界がわかりづらいのはテクニック論だからです。テクニックに説明は不要で、結果がすべてです。速く、正確でよい結果を生めばOKです。しかし一般ビジネスマンにカネのテクニックは不要です。一般ビジネスマンにとって必要なことはカネについて理解することです。
 会社のカネを理解するためのキーワードは“科学”です。科学とは体系的に整理された知識であり、説明能力の高い知識です。つまり「なぜそうしたか」がわかるものです。

▼▼財務会計の試験勉強をしている。ので予備知識を増やそうと考えて買った。わりと新刊。切り口として新しいものだな、って感じた。財務会計あたりを「科学」的な視線で切開していて斬新だ。根本や定義を再構成が鋭い。理由が巧みに書かれている、のだった。

【2】マルドゥック・スクランブル 圧縮

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)

「死んだほうがいい」
 少女は、ほとんど声にもならない声で、そう囁いた。
 隣にいる男に聞かせる気もない。本音でも何でもない言葉のノイズだった。
 車のドアウィンドウの外を流れるマルドゥック市の歓楽街のきらめきから、何となく聞こえてくる気がするノイズ。
 それを囁くと少しばかり気が晴れる、ジャズが歌う呪文(モージョー)のようなものだ。
 今、少女が乗っているのは、宙を飛ぶ重量四トンの黒い宝石──重力素子式のエンジンが車体を音もなく中に浮かばせる超高級エアカーであった。ドアウィンドウは全て、外から中が見えないマジックミラー式で、警官殺しと言われるそのウィンドウの使用には市の許可が必要だった。もちろん、この都市で相応の地位がなければ、許可は下りない。
 いつもは専属の運転手がいたが、今は完全な自動操縦で、滑らかに街を流れてゆく。
 あるいは、その車のほうが宝石箱で、中に乗る少女こそが宝石であるかもしれない──そう思わせる姿態をもった少女だった。街の輝きが、白い頬に硬質な輝きを与え、小さな、あどけない面立ちを、ひどく蠱惑的なものにしている。

▼▼サイエンスフィクション愛好者なせいか、楽しいと評判なのは以前から強く深く記憶していて、買おうとも思っていた。買った。漫画版の楽しさに後押しされたところはあるかな。小説読みたい!とSF読みたい!が昂じた。廃棄少女。電子干渉能力。万能兵器。

【3】惑星のさみだれ 4巻

惑星のさみだれ 4 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 4 (ヤングキングコミックス)

▼▼途中まで勘違いしていたけど読みは「ホシノサミダレ」なのですねー、とか思いながら買った。正直、変だ。設定的に王道を逆手に取っている。のはわかる。が、好きなのは違うところだ。世界観とかかな。騎士勢揃いから師匠の過去回想までの巻である。好き。