世界は称賛に値する

日記を書きます

地元の逆出口の本屋と職場最寄りの書店で買った

【1】星は歌う 第7巻

星は歌う 第7巻 (花とゆめCOMICS)

星は歌う 第7巻 (花とゆめCOMICS)

▼▼脊髄反射で買った。まあ通常通りである。優しいっていろいろあると思うけど、届かないかもしれないけれど言葉を届けようとする、っていう優しさは、軽視できず、懸命と覚悟が必要で、美しいものの一つだ、ってすごく思う。思わされる物語だ。ほんとうに。

【2】神さまのいない日曜日

神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)

神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)

 そこはまるで墓場にするためにうまれたような土地だった。
 元は肥沃であったろう丘は荒れ果て、大きな岩がごろごろと転がっている。化石のような切り株が乾いた風に鳴き、木を刈られて丸裸にされたその丘に住むものはいない。
 元の森にかえるには百年はかかるだろう。そういう土地だった。
 その、荒涼とした百年を間借りして使者たちが深く眠っていた。そこは本当に、墓場にするためにうまれたような土地だった。
 いま、その片隅で小さな墓守がショベルを振るっている。
 アイは墓守で、十二歳だ。

▼▼新人賞を狙う人達の集まるところがあって、受賞者が出た、というような話は以前に聞いたことがあった。切磋琢磨と試行錯誤の話は滅茶苦茶楽しかった、し、創作の姿勢を知って敬意を抱けている人の物語は読んでみたいなー、と思って、買ってみた。