世界は称賛に値する

日記を書きます

大学生の論文執筆法(石原千秋)

大学生の論文執筆法 (ちくま新書)

大学生の論文執筆法 (ちくま新書)

 僕たちの思考は、線を引くことで成り立っている。いや、僕たちの世界は線を引くことで成り立っている。
 線を引いたり、消したりするのは文化の仕事だ。しかし、文化は着ていることさえ忘れてしまった衣服のようなものだから、文化によって引かれた線はふつう意識されていない。空気のように自然なものだと感じられている。また、気づかないうちに線が消されてしまったりもする。そういうことを意識化するのは、知性の仕事だ。
――P.130

▼鋭くて、革命的な思考観だと感じた。学問の普遍がこれなら、学問は楽しすぎる。