世界は称賛に値する

日記を書きます

笑顔の継続

▼視線を順番に動かしていく。流れるように――引っ掛かるものを探しながら。棚などを眺めるのは得意なほうだと思う。得意とかあるのかな、とも思う。要するに、棚の商品を検索して目的のものを探し出すのが得意なのだ。職業病だと言ってもいいだろう。引っ掛けたいものを脳裏に単純な形で想像しておくこと、を、重視している。きちんと題名がわかっていれば題名を。あるいは装丁がわかっていれば装丁を。いずれにせよ、探すべきものの断片を思い浮かべて、個別に検索していくのではなく、引っ掛かるのを待つ。かなり楽しく思える。のは、無意識を信頼している状況だからだろう。要するに、頼られて喜んでいる、のだ。同時に、信頼できることに快感を覚えているのだとも思う。▼話すのは楽しくて、笑うのは楽しかった。無論、楽しかったから話していたのだし、楽しかったから笑っていた、とも言える。密度は濃くて、たぶん視野は狭まっていた。間違いなく問題はあった。けれど逃れられる気がしない。だけど逃れてみせるぜと決めている。前からだが極めて難関には見える。が、拘るようなものではあるまい、とも思う。所詮はおのれの判断だ。繋げる、ということを意識する。計算高さは無駄だと思えることもあるけれど、排除すべき性質だと判断したことはない。ないはずだ。悪辣の匂いは感じないからだ。腹黒いとは違う。将来を見通そうとする蛮勇と傲慢は好きだ。世界に幸せを呼び寄せる力になりうると思えているからだろう。打算は崩され、苦笑を浮かべ、夜空を見上げる。