世界は称賛に値する

日記を書きます

最寄りのブックオフ

ウンコな議論

ウンコな議論

▼蜜柑が食べたい、と言っている相手に、海は青いからね、と返すのはアウトである。だけど『アウト』を表現するために言うのはアウトではない。議論には正当があって、しかし、正当はほとんど教育されない。だから混乱してしまう。模倣した屁理屈も増える。人間は騙される。普段は雑なモデルを脳裏に描くだけだからだ。糞議論の解説書。

アメリカの夜 (講談社文庫)

アメリカの夜 (講談社文庫)

▼前に『阿部和重の小説は古本屋であまり売ってない』とか考えたことがある。が、最近はわりと見掛けるようになった。流通量が増えたのだろう、と単純に考えている。かなり好きだ。描写が好きだ。視線に、新鮮や、異質や、高級や、洗練を感じる。強いて言うなら、奪いたいのだと思う。あなたの見ている世界を見てみたい、という気持ち。

眼の冒険 デザインの道具箱

眼の冒険 デザインの道具箱

▼世界に対する視点は複数存在する。と理解した。学んできた。だから思った。なら『さまざまな視点で世界を見られる人間になってみたい』と。新たな概念や領域を知って、がらりと世界観が変わって、新たな世界が見えるようになる、というような経験はいくらか積んできた。わくわくした。だから、もっとわくわくしたいのだ。デザイン視線。

となり町戦争

となり町戦争

▼記憶している限り、絶賛の声を5回は聞いている。読みたい、と思っていた。できるだけハードカバーは買わないようにしている。配置に余裕がないからだ。文庫化されたら絶対に買おう、と判断していた。が、安価に眩まされて購入してしまった。実際はかなり嬉しい。申し訳なさもあったりはする。文庫版もたぶん買う。読了まで未定ではあるが。