- 作者: ハリー・G・フランクファート,山形浩生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/01/11
- メディア: 単行本
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▼蜜柑が食べたい、と言っている相手に、海は青いからね、と返すのはアウトである。だけど『アウト』を表現するために言うのはアウトではない。議論には正当があって、しかし、正当はほとんど教育されない。だから混乱してしまう。模倣した屁理屈も増える。人間は騙される。普段は雑なモデルを脳裏に描くだけだからだ。糞議論の解説書。
- 作者: 阿部和重
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01/17
- メディア: 文庫
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▼前に『阿部和重の小説は古本屋であまり売ってない』とか考えたことがある。が、最近はわりと見掛けるようになった。流通量が増えたのだろう、と単純に考えている。かなり好きだ。描写が好きだ。視線に、新鮮や、異質や、高級や、洗練を感じる。強いて言うなら、奪いたいのだと思う。あなたの見ている世界を見てみたい、という気持ち。
- 作者: 松田行正
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2005/04/27
- メディア: 単行本
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▼世界に対する視点は複数存在する。と理解した。学んできた。だから思った。なら『さまざまな視点で世界を見られる人間になってみたい』と。新たな概念や領域を知って、がらりと世界観が変わって、新たな世界が見えるようになる、というような経験はいくらか積んできた。わくわくした。だから、もっとわくわくしたいのだ。デザイン視線。
- 作者: 三崎亜記
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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▼記憶している限り、絶賛の声を5回は聞いている。読みたい、と思っていた。できるだけハードカバーは買わないようにしている。配置に余裕がないからだ。文庫化されたら絶対に買おう、と判断していた。が、安価に眩まされて購入してしまった。実際はかなり嬉しい。申し訳なさもあったりはする。文庫版もたぶん買う。読了まで未定ではあるが。