世界は称賛に値する

日記を書きます

PLAY:街(始まり)

「囲繞(いじょう)」
かこい、めぐらすの意味。
われわれは常に何かに囲まれている。
たとえば空気。たとえば人。たとえば抑圧。たとえば悪意。たとえば恐怖。たとえば憎悪。たとえば死。たとえば殺意。たとえば欲情。たとえば嫉妬。たとえば絶望。たとえば病。たとえば嫌悪。たとえば孤独。たとえば不信。たとえば愛。

▼ついにだ、と言っていい。ついに再び『街』をやる日がやってきた。かなりわくわくしながらPSPを起動していることに気づいた。セガサターン版も、プレイステーション版も、ものすごく楽しませていただいた。あの『渋谷の五日間』に訪れるのは三度目だ。今回のPSP版には追加シナリオとして『サギ山編』と『パトリック・ダンディ編』が収録されているという。むしろそのために買ったのである、なんて言ってもいいのかもしれない、と思った。が、なくてもきっと買っただろうな、と言ってもたぶんかまうまい、とも思えた。要するに、なんにせよ大好き、なのだ。▼じゃあ今回はどこから始めようか、と考える。なぜか市川文靖編を選択していた。おそらく、普段ならあまり選ばないところから始めよう、なんてことを考えていたせいだろう。雨宮桂馬編や高峰隆士編は、もう好きすぎて最初には選べないな、とか思ってしまったのだ。しかし、すぐに行き詰まることになった。謎の人物から意味不明な電話がかかってきて、市川がそのまま永眠へと向かってしまったのである。別のシナリオへ飛ばねば、と思う。電話をかけてきた人物は予想がついていた。というよりは、記憶に残っていた。金曜日、つまり、篠田正志だ。