世界は称賛に値する

日記を書きます

二番目の週末

 新規開店からあっさり一週間が過ぎた。開店は先週の金曜日だった。つまり『二度目の週末』が訪れたわけである。今週末もわりと忙しかった、と言っていいだろう。が、準備もかなり万全だった。混雑に備えてきちんと大量の人員が確保されていたのだ。むしろ人口過多だった、なんて言っても過言ではなかったと思う。ほとんど残業をせずに帰ることができた。というのは、残業をせず帰ることに躊躇を覚えなくても良いほど余裕のある状態のように観察できた、ということを間違いなく意味している。おのれの選択している行動を『見捨てて帰る』というような行為と看做すことがなければ――おのれの行為、に対して、まったく恥じることがない、と思えるのならば、残業せねばならない、なんてことを要請するものは、現状、ほかにないからだ。比較的私は残業を選ぶほうだと思う。しかしそれは、別に、周囲から圧迫を感じるから、ではなく、誰かに強制されているから、でもない。ただ単に私が『嫌だから』なのである。ただ単に私が『その行為に不快を感じ下等な選択だと判断するから』なのである。簡単に言えば、単に私が『駄目だと判断してしまうから』なのだ。さらに言うなら、そういう人格を所持してしまっているからだ。とも言えるだろう、し、そういう人格を選んできたからだ、とも言えるだろう。思考も感情も世界観すらもが、おのれの行為『恥』を見つけようとし、それをできる限り排除するように働いているんだな、ということをふと自覚する。日々の修練の成果だろう、と思う。