世界は称賛に値する

日記を書きます

輝かしければそれでいいのか

 輝かしいものだ、だから、素敵だ。なんてすぐに思ってしまう自分の傾向に、私は不満じみた思いを感じてしまっている、のだと思う。不安定で、さらに言えば、不健全な印象すら持ってしまっているのだと思う。どうにかすれば乗り越えられるのでは、なんて風に考えてしまっているのがわかる。どんな小説を読んでも、どんな映画を見ても、心のどこかで『輝かしいもの』を探そうとしてしまう、というような傾向が、間違いなく私の最近の態度の中にはあるのだ。そして、その態度を支える、輝かしいものに対する肯定感、もまた、間違いなく私の中に存在しているのだ。が、いいかげんそれに批判の手を伸ばしてみようかな、と考えてみたわけだ。最近の私はちょっとそれに傾倒しすぎている気がするからだ。乗り越えればさらに高度な自分に辿り着けるような気配を感じているからだ。