世界は称賛に値する

日記を書きます

この漫画って文字多いよな

▼漫画の感想で、たまに、この漫画って文字多いんだよな、というような表現を使う人がいる。どちらかと言えば、否定的な感想のなかによく見る気がするが、厳密な割合は無論わからない。ただ、初めてそれを聞いたときは新鮮だった。違和すら感じたくらいだ。その感想が、それまでの私にはまったくない視点で語られたものだったからだろう。漫画に対して、文字が多い、なんて感じたことは、私の場合、それまで一度もなかった。確認するまでもなく、それは、小説を読む習慣があったからなのだと思う。文字の多さ、というものに『特別さ』や『奇異さ』を感じる回路が育っていなかったのだ。小説なんかに比べれば『むしろ少なかった』わけである。だから、逆に、文字が少ないなあ(絵だけで話を進めてる漫画だな)という感想であれば、思ったことがあった。ちなみに、初めて私がそういった新鮮さを感じた感想は、こち亀を題材にしていたと思う。だいぶ昔の話だが。