悪い芝居vol.18『メロメロたち』

natalie.mu
▼▼赤坂レッドシアターに向かうのは三回目。前々回公演『スーパーふぃクション』と前回公演『キスインヘル』に続き、悪い芝居vol.18『メロメロたち』を観劇してきた。舞台装置と主演女優の綺麗さ見事さに驚くばかりだった。
▼▼テーマのようなものを――テーマのように受け止めたもののことを、あんまり単純に語ってもなー、とは、まあ、思ってしまうのだった。シンプルに切り出して語ってみせるのは、違う気がする、が、切り出さないことには語り得ない雰囲気もある。せめて、切り出しをシンプルにしすぎることだけは、避け、二、三、なんとか、切り出してみて――背負い込んでみて、複数の「切り口」の複合体として――いくつかの「感覚」の絡み合いとして、語りたいぜ、とは、けっこう強く、思わされている。あんまり問題を単純にすんなよなー、という声を、ここの公演の中で、いつも聞かされている気はするのだ。
▼▼悪い芝居の舞台は破壊の匂いが濃いよな、と思ったのだけれど、素敵な芸術作品というのは、たいてい、そういう匂いを漂わせている気もする、とも思った。
▼▼とするならば、これが見せている破壊というのはどういう破壊なのか、どういった破壊に対してならこんなふうに素敵だと思えるのか、というふうに、破壊の種類と好き嫌いについて、考えてみるのが/話してみるのが、よいのだろう、ということも思った。もしくは、あるいは、何を破壊しているのか、何を破壊しているのが好きなのか、かな。

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