世界は称賛に値する

日記を書きます

『シン・ゴジラ』を観ました

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▼▼映画『シン・ゴジラ』を観てきた。かの『ヱヴァンゲリヲン』の監督である庵野秀明氏が総監督を務めた、話題作である。絶賛を非常に沢山見かける。
▼▼評判に違わぬ素敵な作品だった。ネタバレに気をつけましょう、というような文言を見かけてはいるのだけど、特段、事前に気をつけるべきネタ、というのが、観ていてあんまり思いつけなかった。ネタバレというものを比較的気にするほうなのだけど、気づけなかったな、って思った。情報開示で驚愕する、というような体験はさほどなかったかと思う。
▼▼基本的に、流れてくる情報の咀嚼が気持ちよくて、ほとんどそれに嵌まってた、という雰囲気だったのだ。だから、情報の内容はもうなんでもよかったのではないか、なんていったん考えてみたのだけど、そんなふうに思わせるほど、純度の高い、精度の高い、洗練され選別された、違和を覚えることにさえ気づけない、澄み渡った、美味、を、口の中に「放り込み続けられた」のかもしれないなあ、と、今、思いついた。すごくよい情報をすごくよいテンポでぶつけられ続けた、ので、そこにある快楽を認識することさえできなかった――ただ躰だけが感じ取っていた、という可能性である。
shin-godzilla.jp