世界は称賛に値する

日記を書きます

最新の感情

▼▼目の前の見慣れた景色、見慣れた物、見慣れた人、などを、まるで初めて見たものであるかのように、晴れ晴れしく新鮮味のある気持ちで、見ようとする──慣れや飽きを可能な限り排除して、らんらんと目を輝かせながら、見ようとする、といった気持ちの切り替えが、ある程度は可能だと思っている。十数年ぶりに再会したのだー、滅茶苦茶懐かしいよー、というような精神を想像し覆わせ新たに見直してみようとする、だけでも、けっこう変わる。新鮮味を味つけできる。
▼▼というような認識のあつかいを、感情や感覚に持ってくるのも、アリなんじゃなかろうかー、って思った。
▼▼喜怒哀楽なんかを、もう、完全に見慣れたものであるかのように──昨日までの感情と同じものだと、十数分前までの感覚と同じものであると、まるで疑いもせず、純朴に感じてしまっていたわけだけれど、いままさに初めて覚えた喜びや悲しみ、だとして、既存の型を使って受け止めないようにしてみても、よいのではないか、という発想だった。いままさに怒ってる頭や胸のこれについて、まあでも昨日も怒ってたっけ……、とかなんとか言って「同種」だと見做さなくてもよい、んじゃないかなー。必ずしもというか。最新の感情がここにある、なんて思ってみせるの、面白そうだ。