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わりとお酒好きサプライズ

▼▼昨夜は飲み会だった。比較的よく飲んだ。お酒はわりと好きである、というふうに言葉を進めようと思いついたのだけど(そして書いたわけだけど)、以前から日記に飲み会の話題を書くたびに同じ思考プロセスをなぞっていたような気がしてきたので、若干、気が引けた。毎回「わりとお酒は好きだ」と書きたくなるって、どういう心理構造によるものなのだろう。▼▼わりとお酒は好きだ、と言葉にしてみせることが、それ以外の話題よりも、ちょっとだけ、際立つものであるかのように思えているから――読み手の予想的感覚を外していそうだ、と想像できてるから、ということでは、あるのかなあ。

▼▼(文章の面白さ、というのは、読み手の想像にどれだけ抗えるか――読み手の頭の中を、どれだけ刺激できるか、泡立たせることができるか、によって、変わってくることが多く、つまり、当然と常識の話ばっかりだと、すげえつまらないっすよ、という文章観に立脚した判断である)

▼▼好きだ、とじぶんが言う時、好きじゃなさそうな雰囲気が漂っている中で、多少その空気をくつがえしてみせることにより、予想を、感覚を、毛羽立たせ、そうして、面白くしてみせる、ということを狙って言っている……のか……? いつもか……? っていう疑問を思ったのだけど、単純に、派手に、素敵だ!と思ったものを、世界の内側で際立たせるために「好き好きー!」と言っている時も、間違いなくあって――前面に打ち出すためだけに言葉でその背中を押しているだけのこともあって、それは、今回の、わりとお酒は好きだ、という切り口とは、違うか、って感じた。好き、と言っている時にも複数の種類があるのだろうな。まあそもそも「わりと」と付けてるところが、ちょっとニュアンスを変えてきてるわけだし。


▼▼飲み会は、サプライズの匂う祝いの場で、よい空気だった。幸せな空気を醸造してることが多い人には、憧憬と感謝がある。