世界は称賛に値する

日記を書きます

日記のタイプ

▼▼最近書籍版の出た『殊能将之読書日記』の過去ログを調べて少し読んでいた。以前に亡くなった小説家の日記だ。読んでいて、好きな日記の型だな、と改めて思った。以前も思ったと思う。じぶんも書いてみたい日記だ、というのも同時に思った。書籍版を買ってしまおうかと画策はしている。Kindle版待ち気味ではある。
▼▼日記の書籍版って、好きだ。日記文学が好きと言えるほどではないが、とは思う。
▼▼桜庭一樹、森博嗣、乙一、フェルナンド・ペソア、マルクス・アウレーリウス、米原万里、ヴィトゲンシュタイン、弘津正二、ヴァージニア・ウルフ、永田泰大、などによる日記(手記や自伝も含めて)が、印象として強めに残ってるかな。▼▼とはいえジャンルは様々だ。あとなんか誰か忘れてる気もする。
▼▼人によって日記の「タイプ」がかなり違うな、とは思っている。書籍化、プロ、という要素を脇に寄せておいても、執筆者によって、記録としての題材、書きかた、性質、がぜんぜん違うようだ、と感じる。▼▼っていうのを眺めてきて、数種類は日記ごとの「タイプ」を認識できてるかな、と思うところもある。
▼▼でもって、じぶんが書きやすいものとは異なるタイプの日記を見るたびにちょっと真似したくなっていたりもする。異なる技法や技巧を人真似していくことで新たな技術を獲得できるのでは、という期待によるものだろう。そして、複数のやりかたや切り口を、学び、備えておくことで、切り崩したり受け流したりできる問題が増えて、幸せのうちに活動できる時間や割合だって増えるに違いない、という楽観が脳内にある、のだと思う。

殊能将之 読書日記 2000-2009 The Reading Diary of Mercy Snow

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桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。

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MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)

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小生物語 (幻冬舎文庫)

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不安の書

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マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)

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打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

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ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記

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  • 作者: ル-トヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン,イルゼ・ゾマヴィラ,鬼界彰夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11/18
  • メディア: 単行本
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若き哲学徒の手記 (講談社学術文庫 (703))

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ある作家の日記 [新装版]

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