前書き、だけ乱読する

▼▼最近ふと立ち寄った書店で、新書の棚の前に立って普段読まなそうな題名のものばっかりあえて選んで「前書き」のみを読みまくってみる、というのを思いついてやってみたら、非常に楽しかった。言葉を一言一言染み渡らせるように読んだ。▼▼講談社現代新書の『宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論』青木薫、が、前書きだけを読んだ中では、最もよかった。誠実でわかりやすくて好きな前置きだった。▼▼こういう出逢いかた──出逢わせかた、だいぶ好きかも、と思ったので、またやろう。
▼▼前書きだけで「これは素敵なものだろう」って推測できて、ほんとうに全体として素敵な書籍だった時に、強めの幸せを感じられるところがある。満足顔でどやどや思っちゃう。▼▼木を見て森を想像できて、想像して確かめたら合ってる、ってあたりに、好きな知性のありかた、と、人の価値、を見ちゃってるところ、あるのだよなー。▼▼人として素敵、という信仰がある。▼▼若干の危うさも思うけど、一人で満足してる分にはまあよし、とも思う。▼▼正確には、推理や予測に使われる脳内機構の取り扱いかたのうまさに頭のよさと素敵さを見ちゃう、ってことで、いやまあ妥当かも、って気もするし。
▼▼前書きだけ沢山読みあさってみる、っていうの、Kindle試し読みでもできそうだな。