世界は称賛に値する

日記を書きます

無意識的な言い回しなんかが、出会いの枷になる(ならないで)

 じぶんにとって大切なもの、を語る時、自己都合の話として「語ってしまう」と、なんとなく聞こえがよくなくて却下したくなっちゃうことがあったりするけど、うまいこと世界都合の話として「語ることができれ」ば、素敵なものだとじぶんでも思えて採択することが可能になったりする、みたいな状況をどうにかしたがってるんだろう。
▼▼なので最初から公平なものであることが当然のような顔をしたがっている。じぶんの意識や誰かがその顔を見て「あ、公平なんだったっけ……」って思いそうだからだ。
──2015年05月26日(昨日の日記)

▼▼何となく口にした「嫌われたり避けられたりしがちな要素のような、言い訳がましい卑屈な言い回し」と、逆の「世間的にもじぶんとしてもこれが正しいものである、かのようなキレイに迷いなく正当性を訴えられるような言い回し」に、気持ちが引き摺られることって意外なほどあると思う、し、言い回しが選ばれる時のこの二択、って、じぶんの実際の気持ちの色合いや適合具合なんかより、対象がいかに語られてきたか──を見てきたか、に釣られるところがあるとも思う。
▼▼でも、じぶんにとって救いになるようなもの──っていうほどのことではないことも多いにせよ、じぶんの現状の「行き詰まった壁」を打ち破るきっかけになってくれるようなもの、との出会い、っていうのは、世間で嫌われてるどうかに関わらずあるだろうと思うし、また、このような出会いの障害になるようなもの──環境や心理は、なるたけないほうがよいだろう、とも思っている。でもって、言い訳がましい言い回しを採用して卑屈に遠慮して語ってみせること、は、まあ、障害になるものの一つなんじゃないか、って気がしてたりもする。
▼▼嫌われものですからねえアレ……、駄目なんすよね……、なんて匂いを出しつつ、しかもじぶんでもそれを嗅ぎ取っちゃいつつ、語ってしまうこと。世の中に対して真正面から迷いのない目を向けられるような語り口で言い回せること──あるいは真っ当な言い回しを見つけられること。いずれを選べるかで──もしくはここをどうねじ曲げられるかで、壁を打破できるかが変わっちゃう?──そういうきっかけに出会えるか、出会いが活かされるかが、変わっちゃう? 気がする。つまり大切な気がしてる。ここの動きがちゃんとしてないと駄目そうなのが、痛いな、と思う。▼▼あるいは工夫の余地があるというか。
▼▼なんていうかなー。
▼▼人様の語り口を見ていてそんなふうにそれを「駄目なもの」みたいに言わなくてよいのでは、と思うことが時々あるのだった。
▼▼それは確かに、世間ではわりと駄目なものだと指摘されがちな要素要因だったりするのかもしれないけれど、現状のあなたのタイミングでは、意外と適切な処方箋、思いのほか必要なきっかけ、なものかもしれなくて、いやもちろん普通に不要なものなのかもしれないけど、うーん、つまり、それがどちらか考えるところまで含めて、ちゃんとしたほうがよいというか、「コイツ駄目なものですよねえー」みたいな言い回しを使っちゃうことで、気持ちが変なふうに変なほうへ寄っていっちゃって、却下な気分を最初から持ちつつ対処しちゃったりしてるのは、ちょっと駄目な気がする……、って思うのだ。
▼▼世間で毒素みたいに言われてても誰かのある瞬間には薬になるかも、というか。
▼▼いやこれは、劇薬も時には薬に、とか、毒薬も薬の一種だ、とかの話とは少し違ってて……、うーん、ここもなんていうかなー。結局のところそれが「毒」かどうかなんて人間が決めただけのことだしー、とか言えるやつなのかな……。やっぱりこの言いかただとズレる気がするけど……、えーと、まあ、このあたりの理屈はともかく、フラットに、気持ちを落ち着けて、実はなんだってアリなんすよねー、っていうところから、見てみましょうよ、みたいなことを思っている、ような気がする。
▼▼区別が難しいな……。
▼▼マイナスも時にはプラスになる、ピンチがチャンス、とかの話とは少し違うのだ、ということを言いたがっている。▼▼駄目なものも、マイナスも、活かしかた次第だ、って話だと「駄目だ」って判断がやっぱりプロセスの一つに入って来ちゃうけど、そこは、今回のこの話の中では、ちょっと無くしたいというか。
▼▼そういう、駄目とかよいとか決めてる基準を、なんかこう、吹っ飛ばして、ほんとうに静かな気持ちで、あなたに見えるものを、ちゃんと見た時、なにが見えるのか、っていうのを、改めて見直してみるのもよい──よいのでは? みたいな話だ。
▼▼ほんとうにじぶんに見えているものは何か、っていうのを、「こう思っちゃうんだけど」「こんな卑しい気持ち」「所詮は自己中っス」みたいな言いかたを避けまくって、ぜんぶ素直に、まあとりあえずアリっしょ……! 駄目なら駄目であとで……! とか思いながら、問いまくってみる、のがね、いいような気がする……、なんて思うのだった。