世界は称賛に値する

日記を書きます

御機嫌日記

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▼▼初めて行った街並みを眺めながら、わくわくする。初めて遊ぶボードゲームに、うきうきする。愉悦と快楽が待っていそうな予感に、胸が踊る。初めての出会いを前にした時だけじゃなく、既知のものに対して、妙に──改めて、わくわくうきうきできてしまう瞬間、というのも、けっこうあるかなあ。▼▼というような時も「出会い直している」雰囲気がある、って思った。初対面的な空気が出がちだ。認識刷新的な空気である。


▼▼ともあれ、楽しそう、ウキウキワクワク、という時の気持ちや雰囲気を、うまく言葉にできたらよい、残しておけたらよいな、と思っているところは、かなりある。特にうまくなりたいと思っているところ、とも言えそうな気がする(満足できる描写があまりできてなくて後悔的に引っ掛かっていることが多いところ、とも言えそう)。人様の、楽しみにしている瞬間の言葉が、異様に好きだ、ということも言えるだろう。実のところ「人様の言葉を読んで感激した」ことの影響(素敵だったので真似したくなっている)のほうがおおきかったりもするのかも、である。


▼▼気分よく、機嫌よく、ふんふんふんと鼻歌でも歌うようにして、初めて歩く街の中を進んだり、見慣れた池袋を歩いたり、大好きなジュンク堂や三省堂で本を眺めたり、イエローサブマリンでボードゲームを眺めたり、してる時に、「この時の、空気、雰囲気、気配や匂い、瞬間、空間、を、削り取って、言葉にせねば」というようなことを、ぼんやり思ったりしていることが多くて(削る、って言葉選び、どうなのよー?とツッコんだりもしつつ)、ほんとご機嫌だな、って思うし、あと、合わせて、この日記の名前である「世界は称賛に値する」ってつまりご機嫌のことだよなあ、とも思うのだった。


▼▼情動は、ぜんぶ、好きと言えば好きで、楽しいや嬉しいに関わるものばかり「上機嫌的で、よいものだ」とするのも、なんとなく不満は覚えてしまうので、上機嫌な哀しみ、ご機嫌な怒り、気分のよい恐怖、というような言葉が当て嵌められそうな「気持ち」および「気持ちの移り変わり」も、大切にしている、というか、着目している、というか、まあ、逃さないようにしたがっている、と言える。言えるかなあ……。可能な限り言えるようではありたく思っている。