世界は称賛に値する

日記を書きます

最初に買ったライトノベルを思い出してみるだけ

▼▼小学生の頃にファンタジー小説を読み始めた。当時は単純に「ファンタジー小説」と呼んでいたかと思うのだけど、昨今だとライトノベルと呼ぶようになった。ライトノベルという呼びかたを聞くようになったのは大学生くらいの頃かな。ファンタジー小説、という呼びかたに関して言えば、ファイナルファンタジーの略称が「FF」ったか「ファイファン」だったか、というような地域差の話になるのだろう。学区や周辺地域でどうだったかという話である。まあインターネットなんてなかったし、誰か個人がなんとなく呼び始めて、校内で(小学校は特にそうだと思う)浸透、定着してしまったら、それが素直に皆の呼び名になっていた。うちの学校だとこう呼ばれていたなあ、なんて言えるような記憶がある品も、ちょこちょこ思い出せるし、同じたぐいになるだろう。まあ「ファンタジー小説」という呼びかたが校内で定着していたかなんて、憶えてないのだけど(というか読者同士として話すような場面があんまりなかったせいか)、なのでまあ、じぶんが勝手にそう呼んでいた、というだけか。あるいは素直に「小説を読む」と言っていた。


▼▼ライトノベルと呼ばれる小説は好きなので、最も好きな小説は? と言われた時、最初に思いつくのはいまだに『魔術士オーフェン』シリーズであったり、いやいや、と、同じ小説家の『エンジェル・ハウリング』を挙げておきたくなってみたりもして、そしてそのあとに、のちになってに出会った小説群を、ためつすがめつしてゆく、という流れに(脳内で)なっていることが非常に多い(この流れがほんとうに多い)。『魔術士オーフェン』シリーズは、比較的近年に刊行された、後日談――その後の話、としての新シリーズ、いわゆる「第四部」での物語が、改めて、すごくて、がつんと来たので、またこう、なんか、脳内ではさらにややこしいことになっていたりもする。


▼▼というようなラノベ愛にまつわる悲喜交々も含めて、「ライトノベル個人史」みたいなものを書きたくなったりすることもあるのだけど(そして同時に、そういうものを聞きたいし読みたいぞ、と頻繁に思ったりもしているのだけど、あまり「順を追うように」書いてくれてる文章って、巡り逢えてなくて、常に飢えている、ところがあったりもする……)、じゃあ、とりあえず書いてみましょうか、と思い立って、最初に読んだライトノベル、というふうに、自分史の「初手」を考えてみた時に、いつも、うーん、なんか記憶が怪しいぞ……、『ロードス島戦記』か、『フォーチュン・クエスト』か、はたまた『小説ドラゴンクエスト』か、というあたりは、まあ間違いないと思うのだけど……、詳しく思い出せない……、順序が判らない……、ってなってしまい、思考が止まるのだった。結論が出せずに半端にしてしまう。書き進める意欲も減衰しがちなのであった。


▼▼というところまで書いてみて、調べてみればよいじゃん、と思ったので、改めて調査してみた。記憶の中で、まあまあ頼りになりそうなところを補助線にしつつ、刊行時期などを調べてみる。
▼▼『小説ドラゴンクエスト』を買ったのは、刊行直後だったはずである。ドラクエ2やドラクエ3の小説も、楽しみに待っていて、刊行直後に買った記憶があるから、続篇より前なのは間違いない。また、地元の本屋にてハードカバーで買っているから、長期間、棚で埃をかぶっていた、ということもないはずだ(地元の本屋のハードカバー棚は狭かったため、入れ替わりが激しかったはずなのである)。というわけで、刊行の1989年4月ごろに買ってるはず、と言えそう。
▼▼『フォーチュンクエスト』は、一巻を買った時に、たしか、五巻か六巻が「新刊」として同じ棚に並んでいた記憶が残っている。五と六は上下巻で、この「大魔術教団」の表紙(あるいは、ノルが主役、という物語)を一緒によく見ていた記憶があるのだ。そうなると1991年の9月と12月になるのかな……。四巻が1991年3月に出ているから、多少ズレても、このあたりがズレの限界にはなるだろう。七巻刊行が、シリーズを読み始めて落ち着いた頃だったの間違いないから、1991年頃、というのは確実か。となるとドラクエよりは絶対あとだな……。
▼▼ロードス島戦記は、うーん、どうだったっけかな。一巻二巻はまとめて読んだ記憶がある。三巻は、たぶん、そのときにはもう出ていた気がする……、四巻もおそらくもう刊行されていた、かなあ……。五巻は新刊で買った記憶があるので間違いなく時期が違う。えーと、刊行は、三巻が1990年2月、四巻が同年7月、五巻が翌年の1991年2月か。刊行ペース速いな。もっといろいろ待った印象だった。まあともかく、1990年には買ってるみたいである。
▼▼順当にいけば、ドラクエ→ロードス→フォーチュン、なのか。なるほど……。

フォーチュン・クエスト―世にも幸せな冒険者たち (角川文庫―スニーカー文庫)

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新装版 ロードス島戦記    灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)

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小説 ドラゴンクエスト (ドラゴンクエストノベルズ)

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