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文章の種類(の量)での楽しみ

▼▼風景描写、状況描写、心理描写、行動描写、世界や社会や文化などの説明、ルールの説明、気持ちの説明、知覚の説明、思いの説明、前提となる価値観、比喩、なんていうふうに、小説の文章を腑分けしていくことは、いちおう、できる(まあ、腑分けしてしまうことで、結合が崩れて、総体が醸し出してくれていたもの、は、見極められず――見定められることなく、死ぬかもしれないけれど)。
▼▼文章一つ一つの、分類、種類。
▼▼ここの比率で好き嫌いがけっこう動いていそうだなー、と、少し思った。芝村裕史さんの小説を読んでいて、心理描写の書きかたがどう、とか、登場人物の心理がどう、とかじゃなくて、状況描写、判断の前提、推測、判断内容、あたりに分類される文の「量」が単純に多くないか? 多くて喜んでいるところがあるんじゃない? なんてふうに思ったのだった。すごく面白がっているけど、「ほかと違ってこういう種類の文章が多いところが、すごく好きだ!」って感覚で面白がっているなー、と思えるところがあった。

富士学校まめたん研究分室

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