第65回ミスボド蒲田、で、ノッティンガム、クランク！、ガントレット・オブ・フールズ、ドメモ、を遊びました

第65回ミスボド蒲田

▼▼毎回百人以上の人が集まるという比較的規模のおおきなボードゲーム会「ミスボド蒲田」に今回初めて参加した。日時の都合をつけられた。東京都大田区蒲田の公民館で毎月一回開催されている。同主催者による「ミスボド名古屋」という会も同じように月一回の頻度で開催されているようだ。主催者は秋山真琴氏。秋山真琴氏のサイトの昔からの愛読者であったこともあって、遊びに行くことができて感無量という趣もあった。同時に、至極単純に楽しめた。
▼▼個人が主催するボードゲーム会、というものに参加するのは初めてで、事前の意識としては、遊ぶことになるまでの流れ、誘いのかけかたや誘いの受けかた、に関する不安があったのだけど、まあ、到着後すぐいに払拭された、と言ってよいかと思える。誰かが卓立ての声を上げてくれないかな、的な空気が漂う場面も無論あったのだけど、じゃあ誰かこれやりませんかー、という誘いも想像していたより沢山あって、やることがまったくない、ぜんぜん間が持たない、というようなことは、あんまりなかったのであった。
▼▼といった光景の中で、ゲームの眺めたり、誘いを受けたり、しつつ、『ノッティンガム』→『クランク！』→『ガントレット・オブ・フールズ』→『ドメモ』で遊んだ。

ノッティンガム

▼▼金や銀、真珠、宝石、などが描かれたカードで出来た山札をめくり、手札として貰うか（手札に同種三枚集めることで、得点化ができる）、種類ごとに決められている効果を発動させて、めくったカードと誰かの手札の一枚を、交換する。といった雰囲気で、同種三枚のセットを集めていく意識のゲームなのだけど、そこに、誰かが得点化アクションを行なうと執政官コマが動き、執政官コマの置かれている場所の数値以下の手札の人は、カードが貰える、というボーナス要素が加味されて、面白味の複雑さが増している。考えどころになっている。掴み切れていなくせいかもう一回遊びたい感覚がかなりある。
・最大１０点中、幅としては６～８点くらいの雰囲気で、現状の重心は７。

クランク！

▼▼ドラゴンの潜むダンジョンを探索し、お宝を持ち帰ってくるゲームだ。死ぬ前に宝を見つけて持ち帰れれば得点計算できる。死んでしまうと脱落だけど、脱落者が出たら、その後数ターンで終わり、なので、待ち時間はあまり出来ない設計になっている。好評もよく見かけていた。おのおのの山札があって、毎回5枚引いて、山札がなくなったら捨て札を切り直して山札にするし、山札にするためにカードを買い足すこともできる。いわゆるデッキ構築と呼ばれるタイプのゲームだ。カードの特殊効果がどれもわくわくする（使ってみたくなる）雰囲気で、まずデッキ構築が楽しかった。ダンジョンから戻ってこれるかどうかのバランスもよかった印象だ。
・最大１０点中、幅としては６～９点くらいの雰囲気で、現状の重心は８。

ガントレット・オブ・フールズ

▼▼沢山用意されている職業カードと武器カードが組み合わせて提示されるので、嫌がらせをしながら希望の組み合わせを選び（誰かが選んだものを「弱体化させつつ奪う」ということができるため、強くて皆が欲しがるものはどんどん弱くなっていくのだ）、次々に現れるモンスターを倒していくゲーム。ライフがゼロになったら脱落だけど、全員脱落するのが前提で、脱落までに如何にお金を稼げるか、が肝になる。ぜんぜん喰らわないけどぜんぜん倒せないとか、一回倒せばとりあえず滅茶苦茶強くなるとか、狙いどころとリスクとサイコロ運で頑張る雰囲気。面白かった。
・最大１０点中、幅としては６～８点くらいの雰囲気で、現状の重心は７。

ドメモ

ドメモ (Domemo) ボードゲーム

▼▼１が１枚、２が２枚、と、数字ごとの枚数あるタイルを、じぶんから見えないように並べて、じぶんが持っているタイルを当てるゲーム。人様のタイルと、誰も持っていないタイルが開示されて、数枚が隠匿されるシステムで、じぶんの持っているであろうタイルをまあまあ推理できる。最近頻繁に遊ぶ機会がある。アルゴとかタギロンとか、類似のゲームがいろいろあるけれど（じぶんが持っているものを当てる、というのはあんまりないけれど）、中でも非常に遊びやすい一品だと思う。比較的誰でもできる推理ゲームと言われたらこれを挙げる。とはいえちょっと飽きてきた。好きだけど。
・最大１０点中、幅としては５～９点くらいの雰囲気で、現状の重心は６。