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『劇場版コードギアス 亡国のアキト第三章』を観た

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▼▼劇場版『コードギアス 亡国のアキト』は第五章での完結になったようだ。当初の予定よりは一章増えている。第三章を観た。
▼▼劇場版はテレビ版に似ているな、という気が少ししている。おのおのの人間の立ち位置や関係性、と、復讐っていう色合いが通奏低音的に流れているところが、似ていると思う。リメイクや焼き直しとまでは言わないにせよ、かつてのあの美味を改めてまた召し上がっていただきましょう、という匂いは勝手に読み取っている。のだった。ギアス、と呼ばれる「異能」の存在が物語に対して補助的に彩りを添えているだけ──ギアスありきの物語ではない、ってところも似てるかなあ。
▼▼テレビ版ルルーシュの策謀が、楽しみどころの一つだったこともあって、策謀要素が薄まってるように見えることに対しては、物足りなさも抱いている。が、まあ、実際にテレビ版を観てる時は、策の脇の甘さが気になってたような気もするし、よいのだけど。
▼▼ナイトメア、と呼ばれるロボットの、アクションおよび戦闘シーンが見せる独特な気持ちよさ、は、素直に、進化している、と思った。劇場版ということで判りやすく工程や手間が増えているのだろう。
▼▼あとはまあ、音楽がよい。戦闘シーン観てて「流石コードギアスっぽくて素敵」って思えたのは、音楽に因るところがおおきい気もした。独特な流しかたをしている。
▼▼テレビ版が楽しめた人には順当にお勧めできるかと思う。▼▼なんて言えそうな気もしたけど、テレビ版視聴において「ルルーシュとスザクの関係性」が嗜好の中心だった場合はその限りではないかも、というのも思った。▼▼テレビ版では、ルルーシュとスザクの関係性も、独特で、物語の楽しみの一つだった、と断言できると思う。のだけど、ここに対する判りやすい類似品や代替品は、劇場版にはない気がしたのだった。テレビ版でご執心いただいていたところがこのあたりだった場合はご満足ゆく味をご提供出来ない可能性がありますねえ、と思ったりした。
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