読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

話題性が薄めな気がする、懐かしのおすすめライトノベル20選(非シリーズ/単作編)

読書記 マイベスト

▼▼ブックオフオンラインのライトノベル特集──読むべき名作選、の出来の丁寧さが話題になってて、駄目出しまで含めて眺めていたら、面白かったって思った記憶があるのにぜんぜん話題になってるの見掛けたことがないなー、って題名をいくつか思い出せてきたので、記録と備忘を兼ねてまとめてみようと思った。見掛けるものは避けている。▼▼電撃文庫創刊後しばらく、までは、結構な数読んでたと思う。ライトノベル史を眺めていたら、おそらく『キノの旅』後あたりで、一回、満足して読まなくなってるかと思う。
▼▼切りがないので非シリーズのみで挙げてみた。シリーズ篇も別でまとめたい。
▼▼朧気な記憶を辿っているので、楽しんでいた要素や強弱がだいぶ曖昧だ。確定的に楽しめた記憶がある場合は明言してる。趣味嗜好や判断が若輩だった可能性も踏まえておこう。好きさはともかく、面白さを保証できるかじぶんでもよくわからない小説、がいくつかあるのだった。物語が面白かったんだか設定だか人物だかがツボだったのか、ぜんぜん区別できてない雰囲気がある、のだよなー。▼▼余談ながら、ライトノベルって呼称が出来る前、当時は、ファンタジー小説、と呼んでたかな……。
▼▼以下、非シリーズ/単作篇。

血まみれ学園とショートケーキ・プリンセス (電撃文庫)

血まみれ学園とショートケーキ・プリンセス (電撃文庫)

1▼変な話。電撃文庫って最初の頃はほんとに怪作を出してた……、って思ったけど、いろいろ思い出してたら富士見ファンタジアも角川スニーカーも変わらん気もした。とりあえず最初にこれを挙げておくことで、あとは何を挙げても怒られないだろう、という思惑が、いや別にないけど、ともかく、怪作や奇書との人生初遭遇感はかなりあった。特にネタ枠ってことでもなくて好きは好き。ほんわかエログロ不思議の国のアリスって感じかなあ。ラノベ三大奇書みたいな論争見るたびに、これが入ってるか確かめて、よしよし入ってる、って思ったりしている。あとこれもよく話題になってるけど、世界的有名なネズミさんのパロディとかやってて、しかも女性に襲いかかったりしてて、まあ挑戦的である。二巻の噂とか、作者何者?みたいな余談も好きだった。

友井町バスターズ (富士見ファンタジア文庫)

友井町バスターズ (富士見ファンタジア文庫)

2▼夏休みの小学生の大冒険、で、軽くSF色が混じってる話。好き。今でも好きだ。描写の細やかさか視点の新しさあたりに驚いた憶えがある。ぶ、文章ってこんなふうに書くことできるんだ、みたいな驚きと最初に出逢ったような気がする。まあ記憶が曖昧なのであれだけど、とりあえず特徴的で、びっくりしたことは確か。蝉の鳴き声の描写が好きだった。思い出してて夏の匂いが今でもしてくるのはこの文章のうまさのおかげ、なんじゃないかなー。小説はこれしか書いてないっぽいけど、比較的最近になってコンピュータ界隈で作者の名前を見掛けたりした。第8回富士見ファンタジア長編小説大賞、準入選。

3▼漫画が原作かな? 最初からメディアミックスが謳われてた気もするけど、あんまり憶えてない。特命をおびてある惑星に降り立った独立降下隊の三人が見たものは、点在するドームと呼ばれる閉鎖空間群で、各ドームでは、第二次世界大戦や中世などが再現され、戦火が起きていた。この惑星で一体何が起きているのだろうか、みたいな話。なんで買ったのかよくわからないのだけど(当時のじぶんは好きじゃなさそう)、読んでみたらやたら面白くて、何回か読み返した気がする。まあ打ち切られて完全に一巻で止まってるんだけど……。調べてみたら、作者、ほかにも作品いろいろ書いてた、っていうか、聞いた名のものが結構あった。有名の匂いがする。今さらだけど読んでみてもいいかなと思った。

4▼ものすごく気に入ってた時期があるし、今でもおすすめしたい。デビュー作。作者はその後もレーベルを渡り歩いて、いろいろ書いたりしてるんだけど、これ以外の作品はほぼ追ってないんだよなー。なんかこの物語の色合いが好きすぎて、その後の作品は、同じ匂いがしなかった、みたいなことを思ってた気がする。今年(2014年)1月にも新刊出てるし普通に存続してるな……。読んでみようかな。Kindle版も出てるし。街の裏側で異能者同士のバトルロイヤルが起こってて、ヒロインの少女が戦っているところに、主人公が遭遇、巻き込まれる、的なやつだったかと思う。愛用の道具を使って変身する(ヒロインはフルートで、音使いみたいな設定だった、ような……。このキャラとサイキックフォースの音使いの人の影響で「音使い」っていうのが好きになった気がする)のと、戦いにおける熱量死の設定、あと、主人公の叔母だかの立ち位置や展開がすごく好きだった。異能もわりとSF的だった。読み返したくなった。第3回ファンタジア長編小説大賞、佳作だけど受賞作は未刊行。

12月のベロニカ (富士見ファンタジア文庫)

12月のベロニカ (富士見ファンタジア文庫)

5▼非常によく出来てるスゴイ! 数年ぶりのファンタジアの大賞受賞だ! って雰囲気の評判が、ネットで話題になってたのを記憶してる。読んでみたら実際確かによく出来てておおー!ってなった。女神ファウゼルの巫女「ベロニカ」に選ばれ、幼馴染みの少女は遠くへ行っていしまう。主人公は彼女を追うが、ただの田舎者だった彼が巫女に会うことは許されない。十年の旅の末、彼は13人のベロニカの騎士に選ばれる。彼女との約束を果たさんとしたそのとき、事件は起きる、みたいなあらすじ。受賞作って、王道なのに、やはり楽しい……!ってなること多いけど(『とある飛空士への追憶』思い出した)その中でも珠玉、って言えると思う。裏切りとかいろいろこのあと起きたかと思う。第14回ファンタジア大賞、大賞。

黄金の鹿の闘騎士 (富士見ファンタジア文庫)

黄金の鹿の闘騎士 (富士見ファンタジア文庫)

6▼「まず、最初に言っておくことは、私の目標は優勝だということだ」新しく「黄金の鹿」騎士団のパトロンとなった青年貴族ハルの言葉に、女奴隷ビアトリスは絶句した。あらすじから取ってきた。女性剣奴のチーム戦の話だけど、チーム内の友情とか戦術とか恋とかライバルの残虐さとか、王族が絡んできたり奴隷解放が絡んだり、まあよく出来た話だった。奇抜理論としてときどき見掛ける「身軽すぎて相手の奮った武器の上に立てちゃう」の理屈はよくわからないけど、まあ男塾だか婆羅門だかでもやってたんで不問としておきます。『12月のベロニカ』同様、一冊で綺麗なお話を作るのに見本になる印象で好きだった。参考にしてた。弱小チームが戦術と鍛錬で強豪とどう戦うかみたいなスポ根要素も楽しかったし。第6回ファンタジア長編小説大賞、最終選考作。

竜が飛ばない日曜日 (角川スニーカー文庫)

竜が飛ばない日曜日 (角川スニーカー文庫)

7▼抜群に好きだ。触れられてなさとか含めて最もおすすめしたい作品かと思う。でも当時は結構話題だった気もする。ある日ある時、気がついたら、学校の屋上に竜が棲みついていて、毎日生贄として生徒を喰わせることになっていた、のに、誰もそこに違和感を感じていなくて、そのことに気づいてるのは、親友が自殺して哀しむ少年と、いつの間にか一日が二回ループするようになってた少女、の二人だけだった、って話。いやもうほんと好き。設定も奇抜だし、それがちゃんと伏線にもなってるし。ループ物なのにループメインじゃないっていうのも初めて出逢ったかも。ヒロインの少女だけが一日を二回繰り返せる、っていうのを戦略の中で活用してく感じなんだよね。ある日突然生徒達が自主的に竜に喰われたがるようになるあたり、ドラえもんパラレル西遊記的な気持ち悪さがあってよかった。第4回角川学園小説大賞、優秀賞。

銀河鉄道 スペースジャック (角川文庫―角川スニーカー文庫)

銀河鉄道 スペースジャック (角川文庫―角川スニーカー文庫)

8▼すっかり暗くなった放課後の廊下で、青山高校二年の遠野二美は、着流しに高ゲタ、腰に剣を下げた男とすれ違う。彼は学校の名物男、北崎一也。彼に一目惚れをした二美は、彼が所属する演劇研究会に入部することにしたのだが…、彼の過去には、とんでもない秘密があった。以上あらすじより。なんかほとんど憶えてないんだけど、描写だか文章だかが、すごくうまい!って思った記憶がある。演劇部の話っていうのも新鮮だった。第1回角川学園小説大賞、大賞。

悪の江ノ島大決戦 (富士見ファンタジア文庫)

悪の江ノ島大決戦 (富士見ファンタジア文庫)

9▼遭難した宇宙の機械生命体がゲーマー少年のPCエンジンに接続して仲間を探し、ついでにマッドサイエンティストと、大仏で対決する話。発進シーンを妙に憶えてる。まあ変な話だ。こういうのの面白さをうまく言語化できないなあって悩んでた頃がある気がする。とまとあき/塚本裕美子の小説はシリーズ側でも『わたしの勇者さま』を挙げると思うけど、あんまり懐古する話題も聞かないけど、当時はいろいろ書いてたし、完全に好きな小説家だった。

10▼機械人形技師の主人公と、少女、のボーイミーツガールだったと思う。物語面はあまり憶えてないなあ。流れは定番だけど丁寧で面白かった! って思ったのは憶えてる(こういう感想多いけど、単作だと、こういう面白さがやっぱり出てしまう)。続刊出ないかなって思ってた記憶もある。当時、四季童子さんのイラストに嵌まってたのも影響あるかと思った。第九回ファンタジア長編小説大賞、佳作。検索かけてみたら思った以上に褒められていたので、やっぱり面白かった模様だ。

11▼プレイバイメール「鋼鉄の虹」に参加してたりしたので、関連ノベライズとして最初は買った気がするんだけど、それとまったく関係なく滅茶苦茶おもしろくて、人に薦めたりしてた記憶がある。パンツァーメルヒェン、って謳い文句があって、中学生あたりじゃ意味わからなかったなー。戦車的(イェーガーと呼ばれる人型戦車って設定だけど)なものと、ヨーロッパの妖精伝説などの不思議現象、の組み合わせ、っていう世界観だったんだけど、TRPG化あたりで不思議現象の要素はだいたい消えちゃって、小説側でもあまり触れられてなかった気がするけど、うろおぼえだ。とりあえずは第二次世界大戦前くらいの時代背景の架空戦記だったかと思う。ロボットが普及してる。同じ世界設定の第二弾小説も出てるけど、作者が異なる。隠れた名作、あたりの話題を読んでると時々見掛けたりするので、今でも名作扱いされてる感じ。この作品以降、この小説家の作品は出てなくて、でもガガガ創刊時にいきなり登場(『此処よりは荒野』)して、わーいって喜んでたんだのだけど、これも一巻だけが出て、また止まってるんだよね……。

12▼ぜんぜん記憶にないんだけど、パソコン通信でおすすめされてるのを見て──なんか妙に推薦文がうまくて、楽しそう!って思って買った記憶がある。集英社スーパーファンタジー文庫って、実際に買ったの、たぶんこれだけかも。改めて調べてみたら有名な小説家の作品で、普通に名作として扱われてた。ネットワークフォックスハンティング、って遊びが実際にあったのか……。デバイスを駆使してフォックス役の人をハンターが追いかける遊び。やってみたかった。ビル崩壊事件や人命救助とネットワークフォックスハンティングを組み合わせた話、だった気がする。

13▼完全に失念してて、題名見かけた時に「あ!」って声あげてしまった。あらすじ調べたけど、ぜんぜん出てこなくて、ほんとうにうろおぼえだ。時代背景の違う三つの短篇小説で、武器商人の存在だけが共通してて、武器商人の武器によって物語が進む、連作短篇になってたと思う。で、最後の最後で三つの話が統合されるっていうか、ヒーロー共演物ばりに集って最後の決戦みたいなことしてたような。あんまり憶えてないんだけど確実に面白かったことは憶えてるので素直にオススメはできる。ヒーロー大戦的な楽しみが好きなら、ではあるかも。三つの短篇がよく出来てたのは間違いなく憶えてる。最後の話が蛇足っぽく感じる感性も想像できちゃうのだった。山本弘『アイの物語』の構成にスゴイなあって思った時、この作品のこと思い出したりしたなー。短篇として発表してたもの達でひとつの小説を組み上げちゃう感じ。

食前絶後!! (富士見ファンタジア文庫)

食前絶後!! (富士見ファンタジア文庫)

14▼せっかくなので挙げてしまったけれど、まあ明らか完全に今でも名作扱いのものですので、単純におすすめです。有名と認識してるのでシリーズ枠では挙げないけど(だからここに書いちゃうけど)この作者の次作品の『封仙娘娘追宝録』シリーズもものすごく出来がよい。小説がうまい、というのがわかる。この作品は、調味魔導継承者争いの話。なんていうか、軽妙なんだか真剣なんだかわからない文章を書く人の「比喩みたいなもの」のうまさが飛び抜けて変かつ巧みなことが時々あると思うのだけど、その極北って気がする。気合いが薄めで飛び抜けて変な言語感覚が異様な読後感を誘う、みたいな雰囲気だ。調味魔導って時点でまあおかしな匂いはしてると思うので、その方向性で、文章も見合うくらい変なのに、なんか基礎がしっかりしてるとかそのへんの比喩言える感じで、読みやすいし、違和感がない。同じようなことばっかり言ってるけど、調味魔導の描写って当時のライトノベル読みの中では伝説に残ってる感じある。すごかった。富士見ファンタジア長編小説大賞、審査員特別賞。

15▼主人公の正雪は由井正雪の子孫で、あの世がメジャー帝国に征服され(メジャー帝国はメジャーな故人が属している)、今度は現実世界への進行を企んでいる、と由井正雪由井正雪はマイナー軍)に伝えられ、戦うことになる、みたいな話。当時でも文章が微妙なのはわかった。けど、設定の奇抜さや笑いのセンスがまあ特徴的で、このあたりが特別賞に繋がった、なんてふうに解説に書いてあった気がする。そして納得した気がする。けっこうどころじゃなく気に入ってた記憶だ。なんか台詞回しとかも特徴的で、そのあたりでキャラクターが魅力的だった気がする。あとラスボスみたいなのというかなんかそのあたりが雑で、その力の抜け具合も好きだった気がする。第6回富士見ファンタジア大賞・特別賞。

16▼読み終わったあと窓の外の空かなんか眺めて、ものすごくおもしろかったぜ!って心の中で叫んだような記憶がある。作者名が読めなくて、その後は改名して(一部ひらがなにしただけだけど)普通に生き残ってたのに、ああー消えちゃったなー、って勝手に哀しんでたというか、残念がってた。ほんとね……、Dクラッカーズとか結構あとになって読む羽目になったよ……。神仙酒を巡って勃発する抗争、ギャングスターの話。悪党なんだか善人なんだかって感じの三人組のばらけ具合と話の構成がうまかった、ような気がする。禁酒法とかギャング話とか当時は新鮮だった。というか禁酒法って概念をこの小説で知ったかも。まあ今だとバッカーノとかあるのでそんな目新しくもないかな? って思ったけど、こういう時代背景って、どっちにしろバッカーノくらいしかないかな? 最近復刊されました。おすすめ。

ハンドレッドハヴェスタ (電撃文庫)

ハンドレッドハヴェスタ (電撃文庫)

17▼土門弘幸の小説って世界設定に妙な癖があって好きだった。暗さ側にひとひねってる感じというか。真剣さの通奏低音はゼッタイ消さない感じというか。ギャグっぽいシーンなのに裏ではちゃんとマジに殺しに来そう出来ごと起こってるんでしょっていうか。土門弘幸の『オーキ伝』を薦めたくてこの懐かし小説記憶の整理を始めたところがちょっとあるんだけど、こちらも好きだった。『セブンス・ヘヴン』も好きだった。オーキ伝以外は未完だったけど。そして小説版ドラクエ7は読んでないんだけど……。ハンドレットハヴェスタも、なんかもう、続き出す気あるの? って思いながら刊行されてた気がする。実際出てないし。でも好きなんだよなー。なんとなく薦めたくはある。異能バトルというか、ジョジョ的な、時間と時間の隙間を認知してしまう者達が収穫者(ハヴェスタ)と呼ばれる異能持ち精霊みたいなもので戦う、話。イラストも好きだった。

18▼時は現代、大学生の栗原守は初対面の立秋茜といきなり宿命の恋に落ち、いっぽう過去では、下級武士の吉岡信次郎と幼なじみ・るりとの恋が悲劇的な結末を迎え、さらに未来では、大阪府知事によるお笑いファシズム体制下、レジスタンス組織が決死の知事暗殺計画を遂行しようとしていた。そしてあらゆる因果の中心には、アロハシャツの大男と謎の千両箱の存在があった。五つの物語が時空を超えて絡み合う時間SFの傑作。はいもうあらすじだけでおもしろそう。ハヤカワでリニューアルしてるので普通におすすめしておこう。田中哲弥は視点と言葉がほんとうにおかしくてよい。『食前絶後』あたりと同じ匂いなのかな……。えーと、真剣なんだかギャグなんだかよくわからないし、合わない人は合わない、っていうのを人生で初めて学んだくらい、独特。

ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)

ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)

19▼ラブラブ光線絶賛放射中な妹うずみ、元天才美少女で自由奔放な姉の綾、みんなのアイドル桃川みう、おみ足がステキな憧れの先輩小野塚那智。彼女たちに振り回される主人公ユラキ。ユラキの悩みは今日もつきることなく、ぷりるんはまた現れる。十文字青流新感覚系ラブストーリー。というあらすじ。いやまあ有名な作者なので別に消えるとかないんだけど、レーベル的に埋もれてしまいそうなのもあって入れてみた。薦めたいし。あらすじから想像できる話とはぜんぜん違う話。ラノベみたいな設定の状況がほんとうに起きたらどんだけツライかとか、とにかく深刻になってくし、理不尽だし、ぷりるんとしか言わないし、でもとにかく、読んでよかった!って思った。作者の作品として初めて読んで、あ、変な人なんだな、と十文字青を認識しました。

邪鬼が来る! (電撃文庫)

邪鬼が来る! (電撃文庫)

20▼皆がぜんぜん話に挙げないけど異様な面白さがあった、みたいなことを想像するといつもこれが思い出されるんだけど、話憶えてないんだよなー。そして、感想とか検索してみたものの、あんまり情報がなくて困った。以下あらすじ。千年の時を越えて、世紀末の日本に『天の邪鬼』が甦る! ごくふつうの少年、潮見浄の『盲腸』として! かつて邪鬼を宇宙に封じた僧侶・三乗院初法が生まれ変わった浄は、因果に導かれて邪鬼の面倒を見る羽目に陥る。しかし、浄が邪鬼よりもガールフレンド桃子との甘い関係を優先させた時、邪鬼は人類の邪悪な想念を吸う化け物に変じてしまう…。日本中に史上最悪の死亡率を持つ疫病EVIを蔓延させた邪鬼は、着実に巨大化しつつ新宿新都心に向かう……。なんかほんとに憶えてないんだけど、局所的に嫌な展開があって、脳に刻まれてる気がする。

▼▼面倒なので一行だけコメント書こう、って思ってた最初から遠く離れた。楽しかったのでよいか……。シリーズ編もいずれはまとめようと思うのだけど、短期シリーズと長期シリーズで分けることにはなりそうだ。三冊区切りあたりの物語が多すぎる。