シルク・ドゥ・ソレイユ「オーヴォ」観てきた

▼▼シルク・ドゥ・ソレイユの巡回公演「オーヴォ」を観覧してきた。サーカスの系譜に連なるエンターテインメント舞台だ、って雰囲気で理解してる。サーカスってぜんぜん詳しくないな、って思って軽く調べてみたら、各種サーカス史は楽しそうだった。
▼▼言葉が足りてないなー、って思った。褒めかたがワカラナイ、って雰囲気だ。スゴイスゴイ思いながら観ていたので、素直に褒め称える言葉なら即座に出せるのだけど、スゴかった以外の言い回しは浮かんでこないのだった。▼▼物語性が薄いものを褒めるのは明らかに苦手だなー、と再認識させられた。物語性をあえて付与して褒める技、ってのも当然あって、実行も可能だし、実際に行なうことだってあるけど、無理矢理付与するのは野暮だろ、って思えるものもあって、まあ今回の舞台がそれだろう、とも思ったりした。
▼▼言葉による作品である、作品の構成要素に言葉が含まれている、論理性を持つ、物語性を持つ、評価する文章を過去に読んだことがあって褒め言葉の蓄積がある、なんてあたりの組み合わせで、褒めやすさが変わる気がした。褒めやすさの違いを考えてた。
▼▼サーカスを褒める言葉を──音楽を褒める言葉を──絵画を褒める言葉を──風景や動物や手品やFPSを褒める言葉を、沢山読んで沢山摂取して、経験を積み重ねて、平均値や構えを理解して、こういう風に褒めればよいのだなー、と納得してゆくことは、別に素敵なことじゃないぞ、とも思った。▼▼枠組みに囚われてゆく、って可能性を踏まえて見るなら別に素敵じゃない。▼▼だからと言って、対象のまわりによくある枠組みなどを知らないから純真無垢で自由奔放な言葉が吐けるとか謳ってれば素敵だぜ、ってことでもないけど……。このあたりは、綺麗に足並み揃えようとしている姿勢や志向が好きだ。
▼▼出演者達の動きが極めてすごかった。動きを綺麗に見せる演出がすごかった。舞台装置も音楽も楽しませ感がすごくてワクワク観れた。▼▼って箇条で書いておこう。▼▼物語性がもっと濃くてもよい、って思っちゃったのは、まあ、変に物語好きなので、多少はしょうがないかなー。表現素晴らしいんだからもっと物語性持ってくれてよいよ、っていう無茶振りが、空気読まず出てくる癖は結構根付いてる。素敵な表現だ「だから」素敵な物語を見せて、って無茶論理を繋げちゃってるところはある。