世界は称賛に値する

日記を書きます

遅刻間際の細やかな心情とにほんごエッセイ

▼▼遅刻しそうで慌てて電車に駆け込んだ。頑張れば数分で電車に間に合う。ので、油断しがちだ。油断は甘えから来てる──甘えは油断から来てる? 甘えが油断を加速するが適切かな……。理想的判断と決意に甘えがちょくちょくちょっかいかけてきて、現実的になっていく。って書くと、理想に甘えを加味すると現実になる、的な形状を描いちゃいそうで嫌だなって思った。理想に加える味わいは甘えだけとは限らなくて、けれど甘えでも現実にはなるよね、って書きたいみたいだ。整理できてないまま書いてる。曖昧だ。整理できてないのに書いちゃえるのは楽しいかな。胸中に不満を浮かばせないようにするのが難しいけど──うまく不服を潜り抜けさせないと駄目だけど、まあ時々は具現化できる。
▼▼遅刻しそうで駅まで駆けながら考えている時の悔やみや甘えや正当化、駆ける羽目になる五分前に考えていた雑な現状把握、一時間前に考えていた予定と決意、などを、細やかに書き残してみた日記が、読み返すものとしては楽しいかな、って思った。
▼▼あくまで日常の範疇における、決して珍しいものではないけれど、だからって目論見通りというわけでもないような場面の中の、細やかな、心の動き、推測/決意/諦観/油断/拒絶、あたりの描写が、楽しそうに思える。書き残しながら見つめ直したいし、将来読み直して思い返したいな、ってよい配分で思えた。
▼▼漫画『信長のシェフ』四巻〜六巻を読み終えて、出かけた。神保町に向かう。神保町から半蔵門線に乗って、三越前で降りる。三越前の駅内にある書店が変で好きだ。品揃えが濃く思える。学術書が多いせいだろう。駅内書店の定番からは外れている気がする。眺めて井上純一『月とにほんご』を買った。