世界は称賛に値する

日記を書きます

派手な言葉の似合う人

▼▼同僚の異動が近づいている。残念だ。厳密には後輩にあたる。同僚も後輩も改めて言語化すると強い違和感があるなー。職務的な認識が薄いせいだろう。いずれにせよ、尊敬している相手である、とは言える。いなくなることをほんとうに嘆いている。派手な言葉の似合う人物だった、という印象があるかな。不真面目、軽薄、気怠げ、あたりの形容が似合うように見えるのに、実は真面目で、頑張ってる、っていう人物像に、妙に合致する人物だった。異動直後から、真面目さが日々増してきた印象があって、最終的には明確明白に頑張ってる動きを見せていた。敗北感すら正直なくはなく、胸中ではかなり強く対抗したがっていた。拮抗できてたかは微妙だ。同様に今後も頑張りたいと思う。
▼▼目指すところとは違うけど──目指せると思えないのだけど、格好良いな、と思える人物の一人だった、という話である。纏うあの雰囲気をじぶんは出せないだろう。だから違うところで戦うしかない。けどまあ、憧れは少しあるし、羨ましさも少しある。
▼▼勤務後に送別会があって、終電までいた。途中で職務的呼び出しを喰らって抜ける稀有な場面もありつつ、楽しかった。楽しめた。けど送別会は描写しづらいなー。複雑な感情が背後にあるからだろう。喜怒哀楽が驚くほど混線する気がする。見えづらくなる。というか、視界内の想いを信じてよいのか迷う。詩情を交えて相手と縁や別離を讃えたり哀しんだりすることも、避けたいな、と感じてしまうな。派手にしたくないのだと思う。だけどだからって、地味がよい、と思っているわけでもないのが難点だ。派手な言葉の似合う人物だった、という送別相手に対する言葉には、別れを派手に見せて違和を持たせない人格で羨ましかった、という含みがわりとあるようだ、と今認識できた。