- 作者: 入間人間
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 文庫
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▼▼抜群におもしろかった。断言できる。凄く好きだ。時間物の楽しさの一つは「物語の整理し直し納得し直し再構築」の快楽にあると思ってて──わくわくな混乱とすっきり再構築の気持ちよさだと思ってて、読んで楽しめたのは無論そこだった。むしろまだ混乱している。組み替えできてない。読み終わって「おお」って思って、脳内で物語を構築し直してみせて、最初に認識しちゃってた「像」って、ぜんぜん甘かったな、って読み終えたあと改めて考えてたら、じわじわ思えてきた。読みが浅すぎたぜ、って雰囲気になってきている。▼▼想像していた以上に噛み合ってなかったはず、なのだよなー。対話時の噛み合わせまで再構築できてなかった。想いを巧く移行できていなかったというかな。
《91点》
「研究所に行くぞ、急いでな。やつらが来るより先に準備せんと」
「やつら? さっきから随分思わせぶりだ」
「ワクワクするか?」
「元気な老婆はいつ見てもいいものだな。左門先生を思い出すよ」
「さもん? ほうさく?」
「師事していた科学の先生だ。恐らく、人類初のタイムトラベラーだぞ」
「よっす」
「む、外の人の挨拶はアカヌケテだな」
垢抜けてをどういう言葉として覚えているんだろう。
[★★★★★][伏線張りまくりで、最後に理解できて、物語の見え方変わってくる、とは少し違う気がする][純愛?][彼女はぼくのすべてだから][老婆][バック・トゥ・ザ・フューチャー][しるこサンド][大事なものを大事にする][自転車]