森美術館でメタボリズムの未来都市展


▼▼順路通り進んでいくと、最終幕の直後でツァン・キンワーの単語芸術が見られる。音楽と言葉を組み合わせて「言葉の奔流のさせかたで、いかなる心境を見せられるか」を問うてくる、的な型で理解できた。観覧当初、若干の敬遠があったのは否めない。なんて言葉にできるのは、最初から最後まで見通したら好きだなーと素直に思えたからだ。適当に見ると狙いが見えにくいかなと思う。シリーズであるようだ。七つの封印シリーズ。継続的な展示とのことだった。現時点では新作の第五の封印が見られる。見てきた。ぜんぶ通して見たいなーとも思っている。▼▼最終地点で出くわしたため、印象深かったので、最初に書いてみたけれど、肝心なところとしては『メタボリズムの未来都市展』をうろうろしてきたのだった。六本木ヒルズ53階にある森美術館だ。おおきめの美術館である。火曜日以外は22時までやっている。のを活かして、回遊してきた。▼▼最近ぜんぜん美術館行ってないなー、が動機で、観覧する展示は行って決めた。
▼▼博物館だろうと美術館だろうと、関連図書が読めたりすると非常に昂奮する。いつもながらというかいつもの如くというかである。▼▼途中に多少と最後に沢山、関連者の著書が並んでいて、相変わらずだなって思いながら夢中に突入した。喜色満面的な雰囲気は明らか出てしまっていたと思う。▼▼黒川紀章『黒川紀章ノート』/菊竹清訓『代謝建築論 か・かた・かたち』/川添登『列島文明 海と森の生活誌』あたり、が、非常に楽しめたので、記録しておく。新刊では買えないものも多そうだけど改めて読んでみたい。
▼▼新陳代謝を意味する『メタボリズム』で象徴される都市計画が、戦後1960年頃にあって、実際はぜんぜん知らなかったのだけど、建築界的を含めて、世界を沸かせる言葉と思想と行動であったようだ。実現後のものと頓挫済のものの展示が並立していて、比較して観るのがおもしろかった。資料系も楽しくて、言葉や解説が好きすぎるな、と不安にも思った。答えを聞いて満足する、言葉の印象だけで理解できたつもりになる、の匂いがしそうに思えたせいだ。けど、単なる言語化好きっていう嗜好も確実にあるので、余計な自重や反省は避けておこう。間違って好きなものまで勢いで片付けてしまいそうだ。
▼▼空中都市や海上都市が計画における主軸に挙げられていて、素直に楽しかった。いやあそびえ立つ壮大な都市風景ってやっぱりテンション上がるなー、と思った。以前から映画やゲームで凄いの見かけるたびに「うわー」って口開けてるからだ。CGシミュレートが見れたせいもあるだろう。凄かった。実現してくれればよかったのにって思った。