【1】星は歌う 第7巻
▼▼脊髄反射で買った。まあ通常通りである。優しいっていろいろあると思うけど、届かないかもしれないけれど言葉を届けようとする、っていう優しさは、軽視できず、懸命と覚悟が必要で、美しいものの一つだ、ってすごく思う。思わされる物語だ。ほんとうに。
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2010/01/19
- メディア: コミック
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【2】神さまのいない日曜日
- 作者: 入江君人,茨乃
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 文庫
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そこはまるで墓場にするためにうまれたような土地だった。
元は肥沃であったろう丘は荒れ果て、大きな岩がごろごろと転がっている。化石のような切り株が乾いた風に鳴き、木を刈られて丸裸にされたその丘に住むものはいない。
元の森にかえるには百年はかかるだろう。そういう土地だった。
その、荒涼とした百年を間借りして使者たちが深く眠っていた。そこは本当に、墓場にするためにうまれたような土地だった。
いま、その片隅で小さな墓守がショベルを振るっている。
アイは墓守で、十二歳だ。▼▼新人賞を狙う人達の集まるところがあって、受賞者が出た、というような話は以前に聞いたことがあった。切磋琢磨と試行錯誤の話は滅茶苦茶楽しかった、し、創作の姿勢を知って敬意を抱けている人の物語は読んでみたいなー、と思って、買ってみた。