世界は称賛に値する

日記を書きます

冷たい校舎で時は止まる 上(辻村深月)を読み終えた

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

▼▼読み終えた。上巻である。下巻も読もうと思っている。速やかに読もうと思った。という判断や決意が楽しさの証になるかな? なるんじゃないかなー。結構ひさしぶりにミステリ的なミステリを読んでいる。読んでるなあって堪能している。やはり「謎解き」は好きだ。好きな謎解きと好きじゃない謎解きがあって、区別っていうよりは抽出ができてなくて、おかげで見極めや見分けには意外と迷いがあるのだけど、好きなのは間違いなく好きだよなあ、って思う。▼▼苦悩が渦巻いているのだけど、独立性が高くて、謎も心も深まっていない様子はあるので、巧く絡ませればより楽しくできるだろうな、的なことは考えた。絶賛ばかりってわけじゃないかな。革命的に楽しいか?と言われると困る。革命的に楽しいものだって知っている、つもりだからだ。けど、順当にはおもしろくて、楽しめている。のは、確実なので、記しておこう。《81点》

「以下は備忘録」

フラッシュバック

第一章「初雪」

(一)雪の朝→深月→榊先生→鷹野博嗣→待ち合わせ→菅原の停学明け→
(二)菅原→佐伯梨香→
(三)桐野景子→コンビニエンスストア→昭彦→菅原、リカと合流→
(四)清水あやめ→改札を出る→片瀬充→榊先生、三学期いっぱい→自殺の責任→
(※)橋の上→罪悪感→賭けてみる

第二章「きっかけの日」

(一)深月と鷹野が学校に到着→静かで暗い校舎→教室→リカ→昭彦と景子→チャイムは鳴った?→
(二)会議室と職員室→帰る→
(三)鷹野の榊に対する評価→扉と窓→
(四)リカと深月→職員室→パソコン→机→リカの贈った写真→生徒会長だった諏訪裕二→学園祭→片瀬充→
(五)清水あやめ→五時五十三分→自殺→誰だかわからない→
(六)思い出せない→一人足りない→
(※)慟哭の風の音→最上階→寒い

第三章「女友達」

(一)鷹野裕二→深夜に深月が訪ねてきたこと→春ちゃんに嫌われた→
(二)目を覚ます→鷹野とあやめ→清水あやめは美術部→仕掛け人→遊びたい→
(三)二階の廊下の窓→菅原と昭彦と充→煙草→教師志望→四階と五階→
(四)正午が近い→なんで榊がいないのか→嘘の記憶→
(五)充とリカ→充はリカのことが好きらしい→山内祥子の告白→気の迷い→
(六)図書館で赤本の勉強→鷹野→昭彦→深月ちゃん→
(七)やつれていく深月→春子との喧嘩→受験→食欲がない→相談→当日の記憶→深月が探してた→昭彦→笹倉中→関係がある→ライター見なかった?→
(※):ライター→燃える写真

第四章「事件当日」

(一)学園祭当日→十月十二日午後五時四十五分→鷹野博嗣→諏訪裕二→ヒッチコック上映→清水さんのPRポスター→生徒会パロディー劇→生徒会長引退→フェンスを背に→
(二)特に出来のいい学年→私立青南学院高校→全員で食堂→清水あやめ→集団失踪事件→旅客機→鍾乳洞事件→ドイツのバス事件→誰か一人残る→
(三)幽霊→
(四)記憶を繋げてみる→昭彦→上にいた→手を伸ばせば届くかもしれない→
(五)理屈→心情→割り切れない→単純バカ→自殺を見ていたのは四人→写真→呼び止められた瞬間の記憶→違和感→学祭のあと、目を引く場所で→榊→なんであいつが飛び降りるんだ→
(六)理想の世界→深月→深月と菅原→辛気くさいんだよ→自殺したのはお前じゃない→携帯電話→落ちる→
(※)悲鳴→思い出さなくてはならない

第五章「おばけなんてないさ」

(一)鷹野と景子の出逢い→榊の従兄弟→諏訪裕二→担任山崎→暴力事件→
(二)三階の天井→鷹野と菅原→深月は保健室→自殺者の耳→弱ってる→角田春子→金髪だった梨香→
(三)保健室→清水あやめ→深月→日本史→テスト勉強→呆れた目→自分の知らない顔→自分の世界の狭さ→
(四)景子の料理→あやふやな世界観→景子と鷹野→梨香と景子は近所→梨香の妹二人→
(五)皿洗い→充→充と梨香→リカじゃない→好きなところ→
(六)音楽室の絨毯→女子は保健室→
(七)充の回想→シャワーを浴びながら→ジュースを買いに行っていた→地面→主役の柄→梨香と榊の噂→山崎の暴力事件→責任を感じてください→赤い地面

第六章「明るい絶望」

(一)子どもの泣き声→充→リストカット症候群→気弱→優しさ→サスケ→
(二)初めて梨香を見た時→好きな瞬間→梨香と榊→繰り返したい瞬間→選べない→
(三)学園祭前日→サスケを探す→優しい季節→
(四)学園祭最終日→山内祥子→榊→自分のことが好きじゃない→いつか終わりがくればいい→泣きじゃくる子ども

第七章「消えた一人」

(一)シャワー室→出血→携帯電話→
(二)食堂→脅迫→悪意→梨香が出て行く→動く時計→
(三)廊下→梨香と菅原→リカなんか→
(四)思い出すしかない→一人になると危険→物理的にどうしようもない相手→記憶のベース→偽の常識は植え付けられない→甘い珈琲→容疑者は女子?→犯人が自分なら裕二を呼んでる→独占欲→駄目→頭の片隅の自殺→
(五)藤本昭彦→保健室→深月と昭彦→火傷→被害妄想が強い人は自分の厳しい人→
(六)音楽室で目覚める鷹野→五時→清水あやめと鷹野→絵がうまい→足が速い→リレーで一位だった→後輩の女の子に手を振ってた→
(七)美術室→石膏像→
(八):藤本昭彦→学園祭当日の情景→屋上

第八章「ガラスの森」

(一)新入生代表清水あやめ→挨拶→自画像→白→
(二)清水あやめと鷹野博嗣→銀賞→数学は得意→特待生→天才と秀才→いじめられていた女子→自分との違い→本物→
(三)赤いバトン→リレー→鷹野→自殺したのは→
(四)数学一位→映画館のPRポスター→遙か遠く→杞憂→寂しさ→
(五)清水と榊→進路相談→八代前の特待生→できる奴の疎外感→楽しいと思ってくれていると思いますか→
(六)リレー→鷹野の追撃→余裕を装っている→本物→深月とリカと清水あやめ→
(七)文化祭三日目→噂話→庇う春子→階段の上→白いキャンパス

第九章「暗闇から手をのばせ」

(一)自殺の流行→中学三年生だった藤本昭彦→沢口豊→
(二)入学してすぐ→出身校→笹倉中→
(三)馴れ馴れしい→
(四)償いだったのか→春子と昭彦→
(五)放課後の沢口→明後日遊びに行く→自転車置き場→
(六)休み→沢口の弟→
(七)学園祭当日→沢口くん→深月→
(八)深月→春子の素っ気ない態度→むき出しの悪意→昭彦は聞き上手→校庭→
(※)ホスト→エゴ→罪悪感