最寄りのブックオフ

「1」すべては「裸になる」から始まって

すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)

すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)

 荒療治ですが、裸を晒すということは、一度自分をリセットするのに打ってつけでした。
 子供の頃から磨いてきた人間不信、ありとあらゆるコンプレックス、感情が正しく出ない歪み、目いっぱい力の入った肩、底が抜けてどこまでも深くなっていった淋しさ。
 人を好きになって、自分の弱さがボロボロとなだれ出てきたときに、やっぱりあたしはいつも人の心を求めているんだなぁと思いました。
 変わっていくには、その弱さ一つ一つに向き合わなきゃいけない。苦しみもがいても、自力で消化していくという作業に徹しないと。
 だからAV女優として自分を演じることはせず、生身の自分のままで生きたい、と思いました。それでよかったとも思っています。

▼▼改めて読んでみたらおもしろかった。文庫化前のものも買っている。最初は人格とか詳しく知らなくて、けれど、賢明さは何かで感じたことがあった。趣味趣向が全然違いながら思考傾向の似た人の話は、滅茶苦茶楽しいものだ、ってことを言いたくなる。

「2」議論の余地しかない

議論の余地しかない A Space under Discussion (講談社文庫)

議論の余地しかない A Space under Discussion (講談社文庫)

 ほかに方法はなかった?
 もっと効率の良い道があったっけ?
 何故、こんなふうに振り返ってしまうのか?
 そうした議論の余地は、たぶんない。
 あるとしても、きっと議論の余地しかないだろう。
 本筋をすっかり忘れて、余分なものだけが、
 いつも鮮明に残っている。

▼▼写真集というか名言集というか詩集とも言えそうな本で、文庫化である。文庫化前のものも持っている。著者の文章が好きなことは、沢山言ってきて、思ってきて、以後も同じような状況が続くと思う。狂信は幸せに決まっているけど、まあ、でも、素敵だ。

「3」とらドラスピンオフ2!

とらドラ・スピンオフ2! 虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)

とらドラ・スピンオフ2! 虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)

 高須竜児は、述懐する。
 ――そういや、こいつとの縁を結びつけたのは、そもそも食欲だったっけか。
「う〜〜〜ん」
 友情でもなく、恋情でもなく、しかし確かななにがしかの情で繋がるこの奇妙な、それでいて複雑で強固で、いっそ疑似家族とでもいうべき人間関係を形成することになったきっかけ。それは、

▼▼最近ライトノベル寄りだ。出逢いが多かったせいだろう。基本的にはおもしろすぎて残してあった、と言えるかな。滅茶苦茶好きな物語だ、と『とらドラ!』に対して最近は遠慮なく言える。竹宮さん(竹宮ゆゆこ)の文章を巧を最近ようやく理解できたかもだ。

「4」非論理的な人のための論理的な文章書き方入門

非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)

非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)

 それで、私は、文章の書き方を説明するにあたって、多くのことを言いたくないと思いました。できれば、一言だけ注意を与えて、それだけで文章がみるみるうまくなるというわけにはいかないだろうかと、いろいろ考えました。
 そこまで都合のいい方法は、さすがに見つかりませんでした。ただ、文章の基本は、それほど複雑なものではなく、ごく単純な要素でできていると、私は考えるに至りました。
 文章には、「事実・感想」からなる形式と、「問題・結論・理由」からなる形式とがあるというのが、私の考えです。私は、前者を「日記文」、後者を「クイズ文」と名づけました。

▼▼斬新。理解と比喩の関係は深いと判断していて、だから、可能な限り適切な比喩を見せつけることが理解を可能にすることがあるぜ、ともよく考えている。論理を解説するための「クイズ文」って発想が結構衝撃的で、買おうとはずっと考えていたのだった。