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「1」考えるシート

考えるシート (講談社+α文庫)

考えるシート (講談社+α文庫)

 つまり、つながるコミュニケーションには、自分が言いたいことだけ言い散らかすのではなく、「相手の関心ある問い」が、「相手の納得いく順番」で並んでいる、ということです。
 でも、「相手の関心ある問い」って、どう見つけるの?
「相手の納得いく順番」って、どう並べるの?
 あなたも悩みますよね。
 それを自分の力でできるようにするのが、この本のねらいでもあるのですが、自分でできるようになるまで、あなたの発想の助手として、「考えるシート」を持つことにしましょう。
 これは、コミュニケーションのシーン、シーンに応じて、あなたに必要な「問い」を、必要な順番で問いかけてくれ、あなたの気持ちと頭を整理できる、便利なコミュニケーションの「下じき」です。
――P.15

▼▼コミュニケーションおよび自己表現と自己分析、って言えるような範囲で非常に好きなのが、著者の山田ズーニーさんで、言語化の不足による混乱、を解決できる人としては群を抜いて素晴らしいかな、ってよく思う。単純化に華麗で綺麗な洗練を感じたので。

「2」光車よ、まわれ!

光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫)

光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫)

 さっきから、まるで校舎をたてにゆさぶるばかりに雨が降っている。風も出てきたらしく、校舎のへりの、せの高い楊の木が、重たげなみどりの髪をゆさゆさ大きく乱している。
 はげしい雨と風の音のために、教室の中はかえって、ひっそり静かな感じがした。机やゆかはぬれたようにひんやりつめたくて、先生の声をどんどんすいとってしまう。一郎はそのふしぎな静けさに、すこし眠いような、からだががらんどうになったような、へんな気持ちになりかけていた。
 だから、いきなり教室のうしろのドアがガタガタッとあいて、あいつらがすがたをあらわしたとき、一郎はおどろいて、思わず立ちあがったまま、心臓がとまったような気がしたのだ。
 いや、「ような気がした」などというものではない。ほんとうにとまっていたにちがいない。その証拠に、たしかにそのときからすこしのあいだ、時間がとまったのだから。
――P.8

▼▼評判は声高で、以前から耳にしていた。うねうねというかどろどろというかふわふわというか、混乱と混線に満ちた世界の裏側的な子ども達の物語、とも聞いていた。再販や再会を欲する声もよく聞いた。で、再販を見掛けたので買おうと思っていた。

「3」難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法

難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法 ー1日10分から始める!

難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法 ー1日10分から始める!

 これまで、資格を取りたい、勉強したいと思っている人が手にする本がありました。それは大別すると次の2つに分けることができます。
 何かの資格に関するテキストとしての「資格本」。
 多くは資格スクールの講師などが書いた本です。
 そしてもう一つは、こうすれば成績が上がる、試験に合格できるといった勉強法について書かれた「勉強本」。
 多くは大学教授、医師、弁護士など学者やエリートの手によるものです。
 しかし、不思議なことに「勉強本」には脳科学に基づく勉強法など理論には詳しいモノの何かの資格試験に関する具体的な暗記法などについては触れられていません。学歴はあってもその有資格者ではないからです。
 いっぽう、「資格本」はその試験の出題範囲の解説に終始し、こうしたら覚えやすいといった他にも使える暗記法やテキストの読み方のようなノウハウの提供はありません。
 資格試験を目指す人には資格本も勉強本もいずれも帯に短し、たすきに長しといったもどかしさがあったのは否めません。
――まえがき

▼▼楽しげと聞いて買ってみた。学習術に関しては比較的調査してみたほうじゃないかと思う。のだけど、引っ掛からなかった。新刊だったせいだろう。評価は高いようだ。範囲は広めで、深みは死ぬほどではないけれど、決して浅くない。整理には適切だと思う。