世界は称賛に値する

日記を書きます

15×24 link1(新城カズマ)

15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1)

15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1)

「文庫じゃなくてもいいですよ。あるいは文庫で変な仕掛けをするのでもいい。長くても短くてもいいです。萌えキャラだけでもいいし、全然いなくてもいい。要は、面白ければいい。面白いといえば最近のアメリカの連続ドラマ凄いよね、『24』とか。見てます? お、それは嬉しいねえ! どれが好き? 『LOST』と『ギャラクティカ』。ほうほう、なるほど。やっぱりドラマチックな話がいいね。脚本がしっかりしているのが第一。ちなみに私は『十五少年漂流記』とか好きなんですよ。『八犬伝』も最高だ。そうだ、私の知り合いにこんな面白いヤツがいるんですが、今度紹介しましょう。いや、ぜんぜん参考にしなくてもいいですよ。新城さんが、今の新城さんだからこそ、今しか書けない話を書いて欲しいんです。SFでもいいしファンタジーでもけっこう。それにしても最近、ちゃんとした純愛ドラマをがっちり書ける人が減ったと思いませんか?――」
――あとがき

▼▼群像劇。イチゴーニーヨン。15人×24時間。死についての物語。蓬莱学園シリーズの作者。執筆者への信頼性。混線と伏線。販促が特徴的。執筆に2年刊行まで2年。エンタテイメント。描き分けの巧さ。最終巻が6巻で連続刊行予定2巻ずつ。疾走感って言葉は適性に違和感があるけど何にせよぐんぐん進む。運良くサイン本を購入した。いかんせんおもしろすぎて思わずふわははーって笑った。《91点》