ランチェスター戦略 弱者逆転の法則(福永雅文)

<ビジネス下克上時代に勝つ!>ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則

<ビジネス下克上時代に勝つ!>ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則

▼▼読み始めたら結構はまってしまった。勢いで読み終えてしまった。説明対象であるランチェスター戦略自体は認識していて、概略も知っていたけれど、詳細な説明を読むのは初めてだった、とは言えるかなー。経験則としては非常に有益で有用なものだろうな、という判断はまず持った。あくまで経験則で、言うなれば参考なのだけど、極めて素敵な参考情報とは言えて、軽んじても舐めても駄目だ、って思えたのだった。
▼▼巧く重きを置いて活用せよ、とか判断できながら、けど信じ切るな、とも思ってしまうのは、数値関係がまったくの受け売りだからだろう。第一法則も第二法則も無数の事例から読み取られたものである、ってことは説明から想像できるわけだけど――だから最低限の妥当性もあるに違いない、とか判断できていたりもするわけだけど、だからって、疑う余地はないぜ、と判断できるほどの証明があるわけではなくて――つまり華麗な論理的保証などはなくて、ゆえに、確信というほどのものには繋げられていない。簡単に言うなら、問題や法則に適合しそうなデータばっかり適用した可能性などを考えてしまうのだ。
▼▼単純化が美しくて――時に過剰で、おかげで、情報が活用しやすすぎると、ふと、現実の複雑さと見比べてしまって、実際問題として適用できるのかなーほんと、とか疑ってしまうのである、って話ではある。わかりやすすぎるのも考えものなのだ。なんていう経験則があって、妙に慎重になってしまうところがあるのだった。
▼▼けど、まあ、疑ってばかりでも駄目で――微妙に駄目で、実際問題としては、慎重に判断して「有用そうだ」と思えたなら、試験的にでも実施してみてよいのだろうな、って思っている。というか、せざるをえまい、とか思っている。疑念の余地が微塵もない法則なんてなさそうだからだ。見当たったことがないからだ。だからこそ、疑い始めたら切りがないぜって思うのだ。見切りが必要になるよなーって思うのだ。
▼▼とはいえ、見極めようとしてみることが無駄ってことでもあるまい、っていうのも同時に考えている。平衡を考えている。精度向上程度はまあ目指せるはずだろう。なので問題は、精度向上を目指せるのに諦める境界線なんてあるの? って問いになって――問い掛けは、慎重に動いているぜ、という判断が心底にあるかどうかに収斂してゆくのだと思う。ゆくかなあ。ま、疑念なき自己判断を覆すのは容易ではないので、こういうところで巧く活用しておくとよさそうだ、っていうのはあるかな。無茶苦茶である。