世界は称賛に値する

日記を書きます

ZOKU(森博嗣)

ZOKU (光文社文庫)

ZOKU (光文社文庫)

 そのとおり。押しつけがましい。そもそもが、芸術とは押しつけがましいものなのだ。自分にとって美しいものが、他のみんなにとっても美しいはずだ、と楽観する、錯覚する、思い込む。つまり自惚れだ。そういう心理と、それらに圧倒される集団催眠的なシステムの中に、芸術は蜃気楼のごとく存在しているのだよ」
――P.118