世界は称賛に値する

日記を書きます

隣り合わせの灰と青春(ベニー松山)

隣り合わせの灰と青春―小説ウィザードリィ

隣り合わせの灰と青春―小説ウィザードリィ

「時だけが永遠にあるんです。耐えられますか?」
――P.217

《★★★》
▼いわゆるノベライズって奴で、別媒体の小説化で、題材はかのウィザードリィだ。コンピュータゲームである。死ぬほど詳しくはないが、WIZが好きだとは言える。言えると思う。おかげで、現実化する際の改変律のようなものも何とか理解できていたと思う。転職で歳を取ったり、忍者がクリティカルヒットかましたり、ワードナ復活したり、なんていう、環境的な非現実的縛りに対して、現実に適合するよう理屈をこねてみる、ってあたりを、巧く楽しむことができていたと思うのだ。続編位置にある『風よ。龍に届いているか』を読むために読んでみた。とは言える。準備だ。と表現するのに躊躇を覚えてしまう程度には、単独でも楽しめていたと思う。強烈、と言うほどではなかったけれど。順当。