世界は称賛に値する

日記を書きます

魔王(伊坂幸太郎)

魔王

魔王

「たとえ話ですよね」
「もちろん。その数千万人が自分の時間を割いて、誰かのために祈り、蝋燭を掲げたとする」
「その蝋燭は、平和であるとか、祈る感情であるとか、そういったものの暗喩であると思っていいですか」
「かまわない。花束と置き換えてもいい」マスターはすぐに答えた。「もし、そういうことが起きたら、世界で起きている大半の問題は解決すると思わないか?」
――P.115

《★★★★》
[伊坂幸太郎作品を読むのは初めて][ファシズムと全体主義と自分で考えることと自分で考えろを題目にした集団][世界を変えられる?][おだやかな異能]