囲碁ばなし

▼隙が多い、と自己評価している。油断が多い。気を抜きすぎ、とも言える。だから、以前から練磨を考えていた。囲碁を始めたのはその一環だったりする。真剣勝負、を人生に置いてみよう、とか思っていたのである。真剣勝負は、油断すると、負ける。だから、敗北によって油断が浮き彫りになる。浮き彫りになれば、油断の理由もうまいこと見えてきて、直せたりするんではないかな、と期待したのだ。期待は、ま、特に見込み違いでもなかった。囲碁を初めてみて、油断癖を動かせたところは、いくらかあると思う。
▼無論まだ「完璧」とは言いがたい。不備は少なくない。油断して「油断して」しまうことも多い。完璧は遠いなあ、とは感じる。が、微妙な修正が入っているのも、正直ちょこちょこ感じる、のだ。何て言うんだろう。間合いの取りかたが巧くなった、とでも言えば適切なんだろうか。囲碁では、攻め込んできた相手の石に向けて、防御を行う時、目の前には、壁を作らない。というか、駄目らしいな、と理解した。目の前に壁を作ると、まわりこまれた時、防衛が間に合わなくなるからだ。押されてしまうとしても、少し引いて防御を固めたほうが、隙が減り、結果として、危なげなく抑え込めるようになる。という構造を、ほかでも活かせるようになった、なんて言える。ウイニングイレブンのディフェンスですら、動きが変わったと思う。巧い人は最初からこうしていたのだな、とも思う。