世界は称賛に値する

日記を書きます

探偵伯爵と僕(森博嗣)

探偵伯爵と僕 (講談社ノベルス)

探偵伯爵と僕 (講談社ノベルス)

 普段とは違う目に遭うと、自分がどんなふうになるのか、どう考えて、どんな行動を取るのか、少しだけわかった。案外、普通なんだな、という感じの方が強い。叫んだり、パニックになったりはしないものだ。きっと、怪獣やお化けが目の前に現れても、とにかくそのときは、できることをしようとするだろう、と思える。こんなふうに考えたことは、今までになかった。
――P.176

《★★★★》
[子どもだってちゃんとわかってる][ミステリ][不思議な大人に出会った記憶][理不尽と鈍麻となにかできることがあるはず]