- 作者: 西林克彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: 新書
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結果は、明瞭なものです。部分の記述が比較的「新鮮」に感じられるなら、あまり「読み飛ばし」されないのです。したがって、かなり正確に回答されるのです。それに対して、部分の記述が、「ああ、あれだな」と思われるようだと、かなり「読み飛ばし」が起きるようです。その結果、その空白に、そのとき読み手が使っている文脈が侵入し、文脈に適合する都合のいい意味を、部分に与えてしまうのでしょう。
――P.128