世界は称賛に値する

日記を書きます

さよなら妖精(米澤穂信)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

「守屋君。前から言おうと思ってたんだけど、わたし守屋君の自立志向の強いところは嫌いじゃないの。でもね、依存心も強いところは好きじゃないのよ」
「矛盾してないか」
「あなたがね。ねえ、こんなのは、フルコースでいえば前菜ぐらいのものよ。本当にわからないわけじゃないんでしょう? まだ、考えてないだけなんでしょう?」
――P.61